銀河帝国

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【G・ブレード】プロローグ(後編)

 2 G計画

「第7艦隊が壊滅だと…それでビンソン提督は」
「はい。おそらくはフィレンツェと運命を共にされたかと」
「なんということだ。これはG計画がジオンにもれたとしか思えん」
ここはドミニカ島の南部にある秘密基地、ジニー。その司令室で二人の連邦軍将校が話し合っている。
「まさかG計画が…そんなはずはありません。オルギン司令」
頭を短く刈った東洋系の男が聞く。
「いや。そうでなくてはこの小さな島にあれだけの大部隊を投入する訳がない。ジオンの狙いは、ここだよ」
オルギンと呼ばれた白髪の男は、島の地図の南部、この基地のある場所を示す。
「司令…ではジオンはやってくるでしょうか?ここまで」
「来ると思って間違いないな。ヤン中尉、第7艦隊や、パンダナス守備隊の生き残りはどうしている」
「はい。アノールの町、港に集結しています」
「うむ。なんとしてでも守らなければな。しかしこちらのモビルスーツはまだ出す訳にはいかない…」
「司令。実弾装備もパイロットも準備はととのっています。このままではザクを押さえされません。出撃の許可をください」
オルギンはしばらくうつむいて考えると、ヤンの提案を受け入れた。

3 強襲揚陸艦スフィンクス

「パンダナス基地からの救援信号、途絶えました。応答なしです」
連邦軍は女性軍人を多く採用している。ジオンのコロニー落としなどで、人が死にすぎたのだ。このミノフスキークラフト搭載艦、スフィンクスの通信手もそのなかの一人だ。金色の美しい髪を持つ彼女の名は、カミーラ・エストという。
「間に合わなかったか…。よし、全艦に通達しろ!我々はこのままドミニカ島パンダナス基地の奪回に向かう」
「艦長!」
カミーラはこの命令に驚いてしまった。いくら連邦軍本部ジャブローからモビルスーツを搭載してきているとはいえ、スフィンクス単艦で基地の奪回を行うとは…しかもようやく連邦が先行量産にこぎつけたとはいえ、スフィンクスに配備されたモビルスーツ「ガンタンク」「ジム」のパイロットはいまだモビルスーツでの実戦を経験していないのだ。
「あの島はジオンに渡すわけにはいかないんだ!通信急げ!」
「は、はい!」

MS「ガンタンク」パイロット、ポール・ジョンソンはスフィンクスの船内食堂でその放送を聞いていた。
「ありゃー。なんてこった」
言葉の割に顔には笑みが浮かんでいる。彼はそのままフランクフルトを平らげると立ち上がって格納庫の方に歩き始めた。
「ごちそうさん、おやじさん。あーあーせっかくカリブの海でバカンスといくつもりだったんだけどなぁー」
不謹慎な言葉に、周囲の視線が集まる。
「まっ、いいか。相棒とひと暴れするのも悪くないかな」
ポールは口笛を吹きながら相棒のもとへ向かった。


※※※※※※※※※

ずっと前に三浦が運営したガンダムゲームの、参加者募集の文章です。本編ではここに登場した三人はあまり出てきません。(プレイヤーキャラクター中心)

これから不定期連載していきたいと思っています。
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  1. 2008/04/13(日) 03:24:03|
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【G・ブレード】プロローグ(前編)

『ドミニカ島の攻防戦』

 中米はカリブ海。運河で有名なパナマの北々西約100キロに浮かぶ島、ドミニカ島。それほど大きい島でもなくカカオの栽培以外に産業といえるものもないこの島は、これまで連邦軍の基地が島で一番大きい町、パンダナスにあるほかは『戦争』といものは遠い存在であった。しかし北米大陸のジオン軍が勢力を拡大し、カリブ海のキューバ島やイスパニョーラ島といった大きな島を占領して制海権を得ると、連邦軍はパナマ運河防衛の為の部隊をこのドミニカの島に派遣し基地戦力の増強を図るのであった。

宇宙世紀0079年9月18日。時が、再び動き出そうとしていた。

1 パンダナス強襲

「ゴッグを全機発進させろ!敵艦隊と接触直前に、ユーコンは魚雷発射と同時に対地ミサイルで地上の基地を牽制する。いいな、一隻も逃がすなよ!」
「任せてください少佐!スコット、出ます!」
パンダナスの港は、燃えていた。吹き上がる炎がカリブの星空を赤く染める。ついさきほどまでその堂々たる威様を見せていた、連邦軍の大西洋第7艦隊はその艦艇の多くを港の底に失っていた。艦隊の旗艦であるヒマラヤ級空母、フィレンツェも紅蓮の炎を巻き上げかたむいている。もはや、残された船は交戦をする手段さえ忘れているかのようであった。
「敵艦隊の殲滅に成功しました!続いて港の制圧に向かいます!」
ジオン軍の水陸両用MSゴッグのパイロット、スコットは自分の戦果に酔っていた。連邦のこの海域での主戦力である空母を沈めて、その護衛艦も3隻、輸送船の2隻もこの腕で沈めたのだ。だがそれでも彼と彼の任務は次の標的を求めていた。この島の地上戦力など、たかがしれている。しかし他のパイロットたちに獲物を渡すわけにはいかなかった。メガ粒子砲のトリガーを引く。クローを振るう。さながら鬼神なごとく、彼はまわりに敵の姿が見えなくなるまで戦い続けた。
「次は…次の目標は…」
「もういいぞスコット!海兵隊が基地と町を制圧した。ユーコンに帰還しろ!」
しかし戦いの熱気と、燃え上がる炎はスコールが町をおおってもなおおさまりそうにはなかった。
  1. 2008/04/12(土) 03:24:03|
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