銀河帝国

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【WIZ】第五十九話「冠」

リリィとウルフがケンカをしている。

「だから何でもっとみんなわたくしに敬意を払わないのよ!」

(ザシュ)

「敬意?冒険者仲間に払うべき敬意なら持っているさ!」

(ガキン!ガッ)

「そのようなものではなくってよ!?いまは!わたくしこそが唯一のリルガミン王国の王位継承者だとい、い、言ってるざます!わよ!!」

(ガルルル…ガッ)

まだリリィは上流の『お言葉』に慣れていない。

「だからどうやってそれを証明できるって言うんだ!?第一、王族だってのがそんなに大層なことなのかよ!」

(ザン!!…バタッ)

「王様が偉くなくて誰が偉いの?言ってみてくださる?」

(ギン!!…バタッ)

小声でなにか吐き捨てながら目の前の剣士を倒したウルフは、そのままの剣幕でリリィに詰め寄った。リリィもにらみ返す。

「じゃあなんでここにいる?ダンジョンで冒険者なんかをしているんだよ?」

あたりの敵はもはや皆倒れている。

「本当にわからないの?」

リリィはウルフの頬をひっぱたいた。

だが、何故ウルフは自分がひっぱたかれたかこの時はわからなかったし、当のリリィすら自覚していなかった。

ノースアは黙って視線をラリアに向ける。

「青春だねー」

他人事のように言うラリアに、サーファは不安を感じるのだった。


そのまま彼らは占いばばのところに行く。リリィとデメテルは髪の色を除いてはまさにうり二つであり、本人たちを含めてそれは驚きをもって迎えられた。

冒険者たちの報告がデメテルにもたらされる。

「そんな…ゼフロスが…でも今のわたくしに何ができるというのでしょうか?」

「そんなやつくびにしちゃえばいいんじゃないの?デメテル姉さん」

リリィの明るい声が響き、それを聞いたウルフはかすかにうつむく。


この頃地上では、サルファーン軍がなぜか旧フェールエン領から撤退したためにガイシルトらは旧領の解放に成功し、リルガミン軍も凱旋帰還していのだった。

そして、なぜかガイシルトは周囲の勧めを頑として断り続け、フェールエンのかんむりを戴冠せずにいたのだった。
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  1. 2010/06/15(火) 19:20:02|
  2. ワードナ
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