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【WIZ】第六十六話「ソラの告白」

まっくらやみだ!


迷宮の深淵、地下五階ダークゾーン。ソラトールリンの三人はこの場所でただじっと待っていた。

もう、かなり待っている。
キャンプを張ってだいぶ経つ。

なにも。

なにもこんな気味悪い危ない怖いところでじっとしてなくてもいいのに、とリンは思う。だがそのように言ってもソラもトールも聞いてくれないので…むくれて口をきいてあげなくした。

ぷぅ。

ほどなく男2人がひそひそ話を始める。こちらに聞こえていないとでも思っているような感じだが、しっかり聞こえている。なんか腹立つが、あんまり離れたらそれこそ怖い。ていうか死ぬ。死ぬ死ぬ。うん。

ひそひそ…

(なあ、おまえはっきりしろよ!ソラ!)

(でもこれから先に進むには三人じゃ…)

(ちげーよ!リンのことだよ!おまえ好きなんだろ!?)

(そりゃあ…好きだよ?)

え…さらっと言うの!?いま!?ていうかわたしのこと好きだったの?そんなそぶりなかったじゃない!!ていうかリアクションとれないじゃない!?もう!?え!?うそ!?

(そういうトールこそリンのこと好きなんじゃなかったのか?)

(いや、俺はもう、いい)

ふーん。へぇー。トールはあっさり引いちゃうんだ。まあ『別に』いいけど。

(俺は新しい恋に生きることにしたぜ!何も女はリンだけじゃないしな)

ふーん。トールのおばかはわざとわたしに聞こえるように言ってるみたいね。ふーん。『別に!』いいんだけどさー。

(このトール様がずっとこっちを振り向かない女を追いかけてたのがどうかしてたんだよ。俺はなソラ、あの超絶美人なエルフの司祭様【はぁと】サラーフさんを狙うぜっ!!)

「私がどうかしましたか?」

!!!!!!!!!

三人みんなでびっくらこいた!!

「さ、サラーフさん!き、聞いてました!?」

「いえ、今転移(マラー)の魔法で跳んできたばかりなのですが…なにか私の名前が聞こえたようでしたので」

にこやかな笑顔である。両脇にいるダイトク・ヤマカゼが真顔なのか笑いをこらえているのかはダークゾーンだからわからない。いまやサラーフは正真正銘の女性でもある。

それよりも…

「ソラ!本当に私のこと好きなの?」

勢いでリンは聞いちゃった。

「え!聞いてたの?」

「どうなの!!」

「う、それは…」

「ど!う!な!の!」

ソラはつばをのみこんで真面目な顔で言う。

「全てが終わってから…生きて平和を迎えたら、話すよ」

「じ、じゃあ!」

リンはソラの襟をつかむ。胸に飛び込むようにも見えた。

「絶対に生きて平和を迎えなさいよ!そうじゃなきゃ…許さないんだから!」

「う、うん」

「トール!あなたも!!」

「俺も?あ、ああ!当然だな!」

合流した二組はさらに待ち続ける。だが、先に遭遇したくないものが訪れてしまったのだった。
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  1. 2010/08/22(日) 10:27:13|
  2. ワードナ
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