銀河帝国

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【WIZ】第七十六話「状態異常」

ギルガメッシュの酒場。

リルガミンにあるこの名の知れた酒場は、一風変わったシステムを取っていた。冒険者たちが飲食し、寝泊まりするのが無料なのである。よって治療や昇格などのサーヴィスを受ける必要のない、迷宮に入らずに長期滞在する倉庫番の冒険者などはここで何年も暮らすこともある。費用は国から出ていた。倉庫番であれ、迷宮攻略のためには必要不可欠であることを国もわかっているからだ。

そっくりなエルフの女の子二人が、焼栗のタルトにフォルズベリーティーを囲んで話しこんでいる。片方のやや気の強そうな目つきをした白銀の髪の方が、もう一方の乳白色の髪をした優しい目をしているエルフに向けて今までの話しの流れをたたき割ってだしぬけに言った。

「あ、そうだサーファ。私結婚することにしたから」

(うっ!!)

危うく(ぶっ!!)と吹き出してしまうところだったが、サーファはなんとか堪えた。

「け、結婚?姉さんが?誰と!?」

「アンディ」

シアはしれっと口にする。妹の反応を楽しむようだったが、ほどなく照れ照れになる。

「あいつさぁーただのビビりかと思ってたんだけどさー試しに試してみたらけっこうすごいんだよねー」

立ち上がって凍りついていたサーファは力が抜けたように長椅子にへたりこむ。

「あ、そうなんだ…」

「ん?安心した?相手がラリアでなくて」

サーファは分かりやすく赤くなる。

「ち、ちが!ちが!」

「ラリアも試してみたかったんだけどなーまーかわいい妹の手前さすがにねー」

今度は青くなる。

「姉さん私で遊んでるでしょ。て、ていうかさっきから試すとかって一体なに!?」

「夜のアレ」

白くなった。

「アンディって盗賊でしょう~?すごい器用っていうか上手いんだよねー☆」

灰になっている。

「でもま、さすがにそれだけじゃないんだよね。あー見えてあいつ将来のこととかしっかり考えてやんの。ほら」

シアは胸元から見事な細工が施されたカメオを取り出す。

「プ・レ・ゼ・ン・ト♪」

サーファの灰が崩れていく。さまざまな思いが駆け巡り、なにがなんだかわからない。

「あいつ細工師になるんだってさ。その夢?を語ってるあいつ見てたらね。つい俺の方からチュッ!てさ☆」

「そ、そう…おめでとう。シア姉さん」

「ありがとう。サーファも頑張んなよ」

だが、この将来を約束したアンディとシアの二人には不幸な出来事が待ち構えていた。
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  1. 2013/04/23(火) 18:44:56|
  2. ワードナ
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