銀河帝国

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【WIZ】第七十九話「再会」

久しぶりの再会だった。

「サラーフ!」

「なんですかメルセデス」

「なんですか…って…それだけ?5年ぶりに会ったのに」

リルガミンの喧騒の中でサラーフとを見つけ呼び止めたのは、同じダリア北部の“移ろわぬ森”出身のメルセデスというエルフだった。サラーフの方が流麗な美女という感じなのに対し、快活な瞳を輝かせて人を寄せるタイプの美人である。

「ずいぶん探したのよ?これでもね…今のご時世じゃ女ひとりであちこち探してまわるのもたいへんだったんだから。あ、ダイトクさんにヤマカゼクン!元気してた?…て、あれぇ?」

サラーフに続いてギルガメッシュの酒場から出てきた二人にもメルセデスは声をかけたのだが、ヤマカゼの様子がおかしい。そう、男の子らしからぬかわいい感じの服装をヤマカゼはしていたのだ。

「こんにちは~☆メルセデスぅ♪」
「久しぶりだな」

ダイトクは握手をし、ヤマカゼは腰に抱きつく。

「ええと…ヤマカゼ…ちゃん?そのリボンは…」

「話せば長くなります。行きましょう。道すがら話しますよ」

「え?行くって?わたし長老からサラーフへ言伝てがあるんだけど…ねえ?聞いてる?ねえ!」

行き先はひとつ、町外れの迷宮である。



その迷宮、地下五階。

「まだこの先は未探索であったな」

偉大なる悪の魔術師ワードナは泰然と歩みを進める。これまではあまりにもしもべどもが弱すぎた。いないも同然だった。だが、このカースドールならば少しはマシであろう。やかましいのが難点だが…

「行きましょ行きましょう♪ワードナ様ぁん♪♪」

ヒトミがワードナの腕を取る。少しやかましいが、まあ、死霊だの動く草だのカマキリだのを連れ歩くのに飽いてもいた。こういうのも悪くはない。ミホがうやうやしく竹の扉を開ける。権力者に媚びる女…まあ、悪くはない。

扉を開いた先には、ミフネこととマサカド・カガミが家臣団を従えて平伏していた。

「お待ちしておりました、ワードナ様。ささ、こちらへ」

「あれ?じいちゃんさっきここ未探索って言ってなかった?」

ワードナはヒトミを無視して傲然とマサカドの館に足を向ける。

「ねえ、じいちゃん!じいちゃんてば~」

ワードナはヒトミを一瞥したが、そのままマサカドの歓待を受ける。酌はミホ。リエコは庭で剣の舞いを始めた。酒が、うまい。

「うむ、この世界も悪くないところもあるな」

一面の花吹雪が舞い、リエコはそのまま天女の舞いへと移る。家臣たちから感嘆の声が漏れた。

「時は無限にある。この世界を壊し創り変えるのも…しばらく待ってやるとするか」

ワードナの杯に再び濁り酒が注がれた。
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  1. 2013/04/23(火) 18:48:27|
  2. ワードナ
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