銀河帝国

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【WIZ】第八十八話「兄弟姉妹」

メルセデスの弟サーティファイドがはるばるリルガミンまでやってきた。なかなか帰ってこない姉のことを心配して。そしてほどなく喧騒の中でサーティファイドはそれらしい人影を見つける。

「姉さん!」

「あ、サーティ!ちょうどよいとこへ来た、ちょっとこっちきなさい、いいから!人手が足りないのよ!」
「え?え?えー?」

この時は未だニルダの護りがよみがえっておらず、戦乱渦巻くリルガミンの直中でなにやらわからぬままにこの弟は姉とともにワードナ討伐に巻き込まれた。

「久しぶりですね、サーティファイド。変わりないようすでなによりです」

「サラーフ…は変わったね。まだ女の子のフリして遊んでるの?」

「フフ…さあ、どうでしょう?それより…」「そうなのよ!」

ギルガメッシュの酒場でつかの間の再会を喜ぶ間もなく、メルセデスがサーティファイドとサラーフとの話に割って入る。

「そんなことよりワードナ!それに長老が言ってた杖!!さあいくわよ!!」

「え、ね、姉さん!?ちょっとコンゴウも何か言ってよ!?」

メルセデスにひきずられながらサーティファイドは連れのドワーフを振り返る。彼はダイトクと瓜二つの顔を持ち、風格を出していた。ただ背丈がダイトクよりあるために別人だとわかる。

「…行きましょう、サーティファイド殿。人びとを救わなければ」

「え?いや、うん。でもさ、ワードナ退治に行くのははいいとしても装備とか整えないとさ…もう!ボルタック商店はどこにあるのさ?探したのに」

メルセデスから迷宮探索用の装備一式を胸元にポンと置かれたサーティファイドはもう口をパクパクさせる他ない。

「さあ行くわよサーティ!ワードナのいる最下層へ!!」

「はは、さすがにいきなりそれはないよ。姉さん。ボクはまだ冒険や迷宮のことなんてほとんど知らないんだから」

冗談だと受け取ったサーティファイドの苦笑に、メルセデスは意味深な流し目(むしろジト目)をサラーフに向けて答えるのだった。


その地下最下層、悪の木のたもと。

黒くにぶい、低くまだらな光を放つひねくれまがった木。まるで疫病でも振り撒いているかのような異常さを持っている。ラリア・ウルフ・アンディ・ローズ・リン・リリィの六人は意を決して近づいていく。

声がする。

「ダメだよぅ、こんな所まできちゃぁぁぁ?」

不死王、デルフ。悪の木に乗っっていたらしく、部下のヴァンパイアたちが次々と床へと降りたっていく。乱れた配置。そのまま間を置かず乱戦へと突入する!

ガキィン!!

「こ、こいつ!」

ウルフと剣を交えたのは弟のガイシルトであった。

「兄さん…」

「オマエ…ぐっ…あ…」

罠。肉親の情を使ったデルフの奸計にはまりウルフは弟によるエナジードレインを受けてしまう。

「デメテル姉さん!」
「まずいな…」

反対側ではデメテルのヴァンパイアが風刃(ロルト)を唱えている。ラリアはその後ろにいるデルフをにらんだ。

「ふっふっふ…見ものですねぇ?ふっふっふ!!」

凝視していたにも関わらず、不死王はその直後には少し離れた場所で指輪を使っていたアンディに爪をかける。それにラリアは反応ができなかった。

「この金髪変態野郎!」

崩れ落ちるアンディを見て、シアがキレていた。

「マァマァおじょうさん。落ち着きなされ。死にはせんよ」
「しゃ、しゃべった。この骸骨じいさん!しゃべった!」
「じいさんではない、博士と呼びなさい博士と」

アンディが喚んだ陰符のモンスター、ライカガスがシアの肩をすりすりなでながら言う。

「あの王子と姫はまだ完全に死んではおらん。不死王を仕止めたら寺院にもっていくとエエ」

シアは礼を言いつつ、ライカガスの手首をつかみ止めるのだった。
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  1. 2013/04/24(水) 12:15:38|
  2. ワードナ
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