銀河帝国

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【WIZ】第九十三話「マサカドの称号」

その侍は、さらなる高みを目指す。

ソラ・ミツルギは、地下五階の修羅であるミフネ・カガミとの一騎討ちに勝ち、ミフネからフソウ国最強の剣士の称号である『マサカド』の名を譲られていた。

「み…見事…だ」

ミフネの稲妻のような突きを間一髪を見切り疾風のごとく胴を抜くソラ。危うい勝ちであった。村正の力によるところも大きいだろう。しかしそれを言うならミフネもワードナの力により魔道に入り強力な自動回復の力を持っている。その魔人を討ったのだからマサカドの称号にふさわしい剣聖に間違いない。

しかし…その剣聖の眼差しを見たダイトクは逆に一抹の危うさを感じていた。その手をとり正面から眼を見つめて言い説く。

「はやる気を落ち着けるのだ。ミツルギ」

「はい」

ダメだ。こちらを見ていない。ダイトクは目を細め、いつも無口な彼女と違い説き続ける。

「ミツルギ!もう一度言うぞ、落ち着け!!気が高ぶり過ぎている。今のままではラリアどころか私やヤマカゼにも勝てはしないぞ!」

ダイトクは両手でソラの両腕をつかみ半ば叫んだ。ソラはようやく驚いたようにダイトクの方に目の焦点を合わせる。

「そうですね…」

目をつぶり、深呼吸。深呼吸。深呼吸…

「ありがとうございます。ダイトクさん。でも、ダイトクさんやヤマカゼさんだって超一流の方ですから全力でもわからないですよ」

「ふ、私の方は君と戦いたくはないよ。迷宮でも戦場でも」

ダイトクはようやく少し安心したように小さな笑顔を浮かべて離れる。しかしダイトクがいくら言おうとも、ソラ=マサカドの目からずっとずっと追い続けてきた『勇者』の背中が、すぐ目の前に迫ったそれが消えることはなかった。



地下三階、ドリームペインターの神像の前。あることを尋ねにきたエルは、逆に尋ね返されていた。

「神々の中でももっとも人間と交わりしものよ、人びとは…大地は未だに神々を必要としているのでしょうか?」

かつて神々の争いに身を引き裂かれしニルダ神は、自らの多くの力を巫女の一族に残して夢の世界へと退いた。神々を封じる力を。
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  1. 2013/04/24(水) 12:48:56|
  2. ワードナ
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