銀河帝国

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【WIZ】第九十八話「勇者の帰還」

ラリアはおっかなびっくりでギルガメッシュの酒場に帰ってきた。

「あ、あのぅ~俺…」

「ラリア!」
「ラリアじゃないか!?」

多くの冒険者らがすぐに気づき彼を囲む。

「みんな…ごめん!俺、ワードナに乗っ取られて」

「そう言わずに、勇者殿。勇者殿が体を奪われなければ他の方が奪われていたでしょう」

「だけど」

「そうです!自分がやられていたかもしれないんですから」

いつになく丁寧なソラ。ラリアへの尊敬の気持ちを失ってはいない。

「でも、俺は」

サーファが目の前に歩み出る。みな静かになった。

パァン!!



ラリアがサーファにひっぱたかれて頬を鳴らす。

「痛っ!…さ、サーファ!?ごめんて」

サーファはワードナ=ラリアの核撃により一度命を落としていた。

「いまのでおあいこね。(にこっ)おかえり☆ラリア」

「うん、ただいま」

ラリアは苦笑しながら、ゆっくりと力強くサーファを抱きしめた。酒場じゅうが歓声に包まれた。


ほどなくして。ラリアはゆっくりと口を開きはじめた。

「覚えてる。全部。身体はまったく動かせなかったけど、レリーフの向こうにはワードナの棺のある部屋があった。そこにエネフィムやトンズラー、カースドールがいたよ。退屈そうにしてた」

ガルがラリアの話を羊皮紙に速記している。

「ワードナの目的は、『神々のアミュレット』そしてそれを狙う冒険者たちの排除。そしてそのアミュレットがどこにあるのかというと…ワードナの左胸に同化している」

「同化?では彼の目的は達せられているのではないのですか?」

サラーフが尋ねる。

「ああ。ワードナは地下深い研究室で手に入れたアミュレットを存分に研究できればそれで良かったんだよ。でもトレボー王はそれを許さなかった。そして狂王の布告により集められた冒険者たちによってワードナは討伐され、封印されてしまった。冒険者たちに渡したのは研究の途中でできた模造品『ワードナの護符』だったんだけどね。俺が持ってたやつ。いずれにしろ、ワードナはそのせいで冒険者たちとトレボーの子孫たちに恨みを持ってる」

アンディがわざとらしくため息をついた。

「だからって、人類みんな滅ぼさなくていいのに」

ラリアが答える。

「それは、悪魔マルゴーや不死族デルフたちの目論見。ワードナとはお互い利用しあう関係で、人類が生きようが死のうが自身の邪魔にならなければどっちでもいいらしい」

シアがテーブルを叩いた。

「許せない!」

ラリアはうなづく。

「デルフは地上を不死族の世界に変えようとしてるし、マルゴーたちは地獄の門を開いて魔界と同化させようとしてる。迷宮が破られてニルダの守りが再び奪われればそうなるだろう」

めずらしくヤマカゼが酒場のすみっこで足をぷらぷらさせながらもうつむいている。ダイトクが進み出た。

「ワードナを倒す方法は」

「ワードナは…よくはわからないけど、魂を分霊?とかしてるらしい。どこかにある分霊箱を破壊しないと、ワードナは倒しても倒しても蘇る」

「なるほど」

最後に質問をしたのはウルフだった。仮面の男になっている。

「それで、アミュレットてのは一体なんなんだ?」

ラリアはしばらく思い出すように、言葉をまとめるように考えてから口を開いた。

「はっきりしたことはワードナ自身にすらわからないらしい。ただ、研究の成果として、原初の特異点『I』であるとかなんとか…意味わからないけどね」

ヤマカゼが急に顔を上げた。

「ねぇ、サラぁ!中立の宝珠配合しないと!」

難しい話でつまらなかったのか?そう勘違いする者も多かった。
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  1. 2013/04/24(水) 14:08:15|
  2. ワードナ
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