銀河帝国

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【WIZ】第百五話「重ね言葉」

「暗黒であんこ食う!…いや、暗黒のアンコ食う!がよいか?」

あたりはしんと静まりかえっている。まるで誰かがひっそりとダルトの魔法を失敗したかのような静けさだった。地下三階、ニルダ神の彫像の部屋である。

ヒトミが弾けるような声で手をあげ飛びはねながら言った。

「はいっ!はいはーいっ!ヒトミちゃんおもしろいの考えついちった♪『エロマンガ島でエロマンガを読む』」

静けさが増す。ミホが無言でヒトミをどついた。ソーンが進み出る。

「こういったのはいかがですか。脂肪吸引を志望したらしぼんみすぎて死亡」

それを横目にミホが続けた。

「どうせならワードナ様にふさわしいお言葉を。全てを統べるすべをすべからく滑らぬようにすべき」

「それは重ね言葉とは少し違かろう?」

ワードナは気に入らないらしい。だしぬけにその背後に冒険者の一団が転移をしてきた。

「ム、カースドール!魔物どもよ!」

「ほいきた!」
「お任せを」
「そうそう何度もやられちゃカッコつかないわよね」

「待って下さい!」

場を鎮めたのはサラーフが上げた珍しい大声である。

「待って下さい、今はあなたと戦いに来たのではないのです」

怪訝な顔つきでワードナが相対する。

「なんじゃ、突然飛び込んできおってからに。いまさらこの数に怖じ気づいたか?」

ワードナはカースドールらを含め二十を越える魔物を従えていた。

「違います。貴方に聞きたいことがあるのです」

ワードナは無言で顎をしゃくりあげた。続けろ、という意味だ。

「三界の理とは?」

老魔術師の片眉が上がる。ほどなく破顔し、小さく笑い始めた。

「なんじゃそんなことか。フム、よろしい。教えてやらんでもないが、ひとつ条件がある」

「なんですか」

交渉はサラーフひとりが立ち、ウルフやダイトクらは油断なく控えて刃を抜いていない。

「それぞれにおもしろい重ね言葉を述べてこのワシを笑わせてみよ。悠久の時を生きると何かと退屈でな」

サラーフはメンバーとうなづきあう。

「貴方の真意は…」

ワードナが遮る。

「『生命の木』じゃ。ホレ、だじゃれは思いついたか?くだらぬことを吐くとためにならぬぞ」

ワードナの横でヒトミとミホは一生懸命に笑いを堪えるのだった。
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  1. 2013/04/24(水) 14:15:06|
  2. ワードナ
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