銀河帝国

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【WIZ】第百八話「ハゲのカツラ!」

カント寺院の旧地下霊安室の奥の方。

最近なにかにぎやかな催しがあったらしく、ソラ・トール・リンの遺体は普段は使われないこの部屋の隅に追いやられていた。他もはや立ち上がることのない多くの無名戦士たちの亡骸と危うく雑ざってしまいそうになる。特に灰化してしまったソラなどはトレードマークの髪留めが見つから無ければ見分けられなかったかもしれない。そしてようやくの ささやき いのり 詠唱…

ツバキは涙を誰にも見せはしなかった。



その外、リルガミンの広場。

「嫌っ!ずぅぇっっったいに嫌ぁっ!!」

リリィの叫び声が響きわたる。その視線の先には極めて強力なマジックアイテムをリリィに装備させようと真顔で迫るウルフがいた。
伝説のマジックアイテム…

『ハゲのカツラ』を。(笑)

「嫌!いやだってばぁ…」
もはやリリィの顔は赤から青ざめている。

「リリィ、わかってくれ。キミを護るためなんだ。何度も言ったように、このカツ…防具には強い魔法抵抗力があるんだ」

「嫌よ!そんなに言うなら自分でつければいいじゃない!!」

「俺には兜がある。だからリリィが…ぷっ」

「笑った!いま笑ったぁっ!!」

「笑ってない」

「笑ったって!!ちょっとサラーフさんもなんか言って!!」

「リリィさん、わかってあげてください。これはリリィさんのことをみんなが大切に思ってのことなんです。リルガミン王家に伝わる品という由緒からしてもやはりリリィさんがかぶるのがいいと思いますよ」

「嫌…嫌…サラーフさんが代わってよ…」

「嫌です」(きっぱり)

「うーわーん!」


地上でそんな騒ぎが起きているうちに、ワードナはポレの部屋に歩みを進めてしまう。

地下三階、ポレの研究室。
デルフが封じられている氷壁を背に、ポレはワードナを待ち受ける。

「来たかね、ご老人っっ!」

ワードナはしゃべるポレを一顧だにせずいきなり挨拶代わりに核撃(ティルトウェイト)をぶちかました。

「後悔する、と言うたであろうが。ム?ゥッ!」

挨拶代わりの大凍(マダルト)が返ってくる!ポレの回りには紫の肌をした、へびのたてがみを持つライオンたちが群れなしていた。ワードナのしもべの多くが既にそうであるように、このライオンたちも魔法に対する抵抗力を持つようだ。
ワードナは愉しげに頬を緩ませる。

「ホウ、魔法使い同士の殴りあいか。おもしろい!」

ツヴェドリから奪った黄金の剣をワードナは抜く。その前を走るヒトミ。左右を固めるソーンとミホ。仮に魔法使いとそのしもべ同士が互角だとしても、ワードナの剣とカースドールの存在が優勢を約束していた。
この後ポレを破ったワードナは冒険者たちと連戦することになる。
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  1. 2013/04/26(金) 00:18:46|
  2. ワードナ
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