銀河帝国

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【WIZ】第百十一話「互角」

「なんじゃ?来んではないか。ツマランな」

ワードナは歳に似合わぬ筋骨隆々の肉体を幻惑のローブで包みながら言った。言葉通りつまらなそうな表情をしている。そのすぐそばでは、地面の上をふかふかふわふわと低く飛ぶ広い絨毯の上で息も絶え絶えにしている裸の三姉妹が光悦とした顔で横になっていた。いや、ヒトミだけは時折痙攣しながらも気を失うか寝入ってしまっているらしい。

「ワードナ様」

「ん?なんじゃ」

傍らで身を整え終えたデルフが控えつつも聞く。

「この余興はやはりわざとだったのですな?」

「当たり前じゃ。奴らどういう訳かワシの居場所を覗き見しては転移してきおる。ならばこのように挑発し最下層の魔方陣の魔物どもと待ち伏せてやろうかと思ったのだが…ヤメだ。攻める」

「わっ、ワードナ様…」

蕩けたまなこのままにリエコが少し震えた声を出し、ひじを立て身体を起こそうとする。だがワードナはそれを片手で制した。

「よい。しばしそのままにしておれ。足腰が立たんであろうが?」

ワードナはリエコにそう言いながらミホの髪をなで、手であごをあげて口づけをする。「あっ!んっ」ミホの身体が震える。

「お優しいのですね、ワードナ様…」

「ん?なに、これも余興よ。愛、ひと、世界、神…すべてワシの余興。夢も現(うつつ)もすべてな…行くぞ、しもべども」

「「はい」」



地下一階、占いババの部屋。ダイトクやウルフたちはまたまたここにワードナの居場所を占ってもらいに来ていた。

「イッヒッヒ♪あんたらも懲りないねぇ?早いこと分霊箱壊してから来りゃあいいのにぃ?…ナンジャモンジャナンジャモンジャ…ああ、こりゃまずいねぇ」

水晶球の中では、傷だらけのソラやラリアたちがワードナたちの群れに突っ込むように転移していた。それを見るなりダイトクが小さく鋭く叫ぶ。

「すぐ助けよう」

皆がくびを縦にふる。ダイトクは言葉を続けた。

「我々の側の優勢はもはや失われた」

転移の魔法が唱えられる間にダイトクに言葉を返せたのはローズ。

「取り返しましょう。光を取り戻し始めた地上の人びとのためにも」

ワードナとしもべたちはほとんど無傷の状態だった。
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  1. 2013/04/26(金) 00:22:28|
  2. ワードナ
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