銀河帝国

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【WIZ】第百十六話「黄昏の力」

突如冒険者たちの前に現れた荘厳にして強麗なる龍神、エル’ケブレスの幻影にリルガミンの人々は畏れ慄いた。

『汝らに問う。代償を払い我が黄昏の力をもちい、ワードナに与せし悪しきものを封じることを望むか』

冒険者らはひとしきり相談をしたのちに結論を出す。幻影の前に飛び出したのはメルセデスだった。

「そんなの、決まってるじゃないここまできて変な力は借りないわよ」

横にラリアが並び出る。

「ありがとうございます。でも、俺たちだけでケリをつけます」

しばらくの間があった。龍神は、ラリアが背にし腰に差している聖具をみやる。そしてほどなく、幻影は地獄の門の前にいたそれと同じように薄れていった。後には人型の道化の姿が残るがほどなくこれもかき消えていく。

「ならば仕方ありませんね・・・」

ふと、メルセデスの手に真銀製の砂時計が握られる。まるで手品のように。エルの声がどこからか振り注いだ。

(思い上がりの甚だしい人間たちよ。失われ続ける命を止め得ぬ人間たちよ。もはやフェールエン、ひいてはエセルナートの崩壊まで時はない。後は自分たちだけで、この黄昏の時を越えてみせるがいい)

この日を境に宰相ノエルは姿を消し、わずかながらも着実に好転し平穏を取り戻しつつあったエセルナートの国々は急速にまとまりを失い乱れていくのだった。


地上、ギルガメッシュの酒場。

メルセデスは頭を抱えていた。

「ああ~!わたしなんかもしかしてやっちゃった系?ねぇコンゴウ!」

ゆさゆさされながらコンゴウが答える。

「あれでよかった、いやああ言うしかなかったと思うが?」

「そうよねそうよねぇ」

ゆさゆさゆさゆさ。

「それより問題なのは」

メルセデスのとなりにいきなり黒装束に桃色髪をした女性が座る。酒場で見る顔ではない。しかし勝手に話しを続ける。

「ワードナを止め滅したとしてその砂時計が止まるとは限らない、ということだ。奴のことだからな」

場が暗くなる。口を開いたのは
ガルだった。

「なにか、方法はないものでしょうか」

「行ってみればいい」

えっ?

「行って、人が思い上がってなどいないことを示せばいい。エトナ山の頂上だ。失礼だがワードナに太刀打ちできない貴公らは暇であろう?今や世界を滅ぼす可能性のあるワードナより、世界の崩壊を宣言したバカ龍のほうが人類にとり危険だろう。あ奴は黄昏の時が迫り焦っているのだ。。。ワードナは、ダイアモンドの騎士がうちとるか、さもなくば悪魔どもと離し属性変えでもすればさして脅威にならないとみる」

砂時計はゆっくりと刻限を近づけていた。
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  1. 2013/04/26(金) 00:27:27|
  2. ワードナ
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