銀河帝国

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【WIZ】最終回「最後の戦い」

ワードナは胸に強い痛みを感じ、足早に棺へと帰還した。

横たわる強大な合成獣の骸・・・龍神の持つ無謬の鱗を纏った最強のガーディアンは、結合と指揮のユニットであったトンズラーをダイトクに狙い刎ねられ、あっけなく屠られてしまったのだった。それはほどなく消滅し、トンズラーと砕かれた棺だけが残る。あとは、冒険者たち。

「何と言うことだ・・・貴様ら!やってくれたな!」

転移をしようとする矢先だったラリアたちだが、すぐに臨戦体制を敷く。

「ちょっと、マズいかもな」

そのラリアのつぶやきをウルフがひろう。

「ソラかダイトクんトコならよかったかって?まあな・・・サポートに回る。気にせずやってくれ」

リリィのウインクをサーファも受ける。だが、ティルトウェイトを投げ合う戦いが始まり意外な活躍を見せたのは何時の間にか侍になっていたローズのそれだった。あっという間に抵抗の低いデルフとカースドールのうちヒトミ・ミホが倒れてワードナ・ソーンが強かにダメージを受けてしまうのである。そして、ついに運命の瞬間が訪れる。

「ぐぬぅ・・・今度死ねば簡単には復活できぬ!ソーンよ!」

「はい・・・神撃(アブリエル)!」

中空が渦巻き引き裂かれ、裂け目から黒くまた蒼白い虚無が滲み吸う。その陰力はなんと警戒していなかったワードナを飲み込んでしまう

「なんだとカースドール貴様らっ!」

ソーン、すなわちリエコ・カースドールは涼やかな勝利の笑みを浮かべる。

「そう。はじめからそのつもり・・・ばいばい、おじいちゃん・・ぐっ!」

リエコはデーモンロード、ワーガンにより斬り伏される。だが、アブリエルの魔法は止まらない。ラリアたちは残ったワーガンとマルゴーの二人に猛然と戦いを挑んだ。

地上のラクロアにて蠢動していたアークデーモンのマルゴーが恐慌に似た形相で叫ぶ!

「ワードナが!ワードナが!兄上」

そしてワーガン。彼らの抵抗も数に押される。

「させぬ!させぬぞ人間ども!自由を求め、原初より全てを記した筆をムフーズ様が母神ごと打ち砕きしその時より!貴様らなんぞに!貴様らなんぞにぃぃ」

叫びをかき消すのはダイアモンドの騎士。

「い い 加減にっ しろーーーっ」

閃光。

虚無の檻だけがその場にのこった。

「やった。。。か?」

へたり込みたいのを避けてウルフが気味の悪い暗き光芒を警戒する。

(無駄だ、冒険者どもよ。この程度の檻、この程度の魔法ではこのワシを封じておくことなどはできぬ・・・む?そこの娘、その頭は!まさか!)

「え、何」

突如としてリリィの被っていたヅラが輝き始める

「えっ!えっ!ウソ、ここでこの展開ってアリい!?」

リリィの悲鳴をよそに、ハゲのカツラは飛び上がる。リリィのバックパックがゴソゴソいっているのを見たノースアがすかさずそれを開けると、中からは人間の尾てい骨らしきものがやはり輝きながら浮き上がり、やがてそのふたつはひとりの人間を浮かび上がらせた。

(探したぞ・・・ワードナ!)

「トレボーか!この死に損ないめ!」

(さあ、逝くぞ・・・)

「や、やめい、やめんか!」

(黄昏の時は来た・・・三神は新たな世界に旅立つ・・・新たな世界!新たな世界征服逝くぞワードナ!力を貸せい)

「なんと!トレボー貴様!・・・それでワシを探しておったか・・・ふふふ、おもしろい!よかろう」

輝きが閉じていく。ラリアはその裂け目が閉じる瞬間、サーファに似た女神の微笑みを見た気がした。

冒険者とワードナらの、長きに渡る戦いはこうして終わりを告げたのである。
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  1. 2013/04/26(金) 00:28:18|
  2. ワードナ
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