銀河帝国

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【WIZ】エピローグ3

その夜、スィン族の長を歓迎する宴が開かれた。酒杯を空ける長に美しき女ドワーフが葡萄酒を注ぐ。続いて流麗なエルフが反対側から酒肴の盆を捧げた。

「ハッハッハ!これがリルガミンの敗戦の将の遇しかたか!なんの、これしきのことでワシの心胆を蕩かせるものかよ!娘、ダイトク殿はまだか」

「わたしが、そのダイトクです」

「な?」

族長は怪訝な顔付きでダイトクの顔を覗き見る。そして腰を抜かした。

「な!なんと」

「女装した男子ではないですよ」

族長はエルフの方もばっ!と見る。サラーフは にこっ とはにかんだ。「まさか!」

「いや、彼は女性です。今は」

族長の頭がこんがらがる。終いには血が上ってきた。

「こっ、ワシを謀るかっ」「すいませ~ん」

場違いに間の抜けた声が宴の席に届いた。すぐに若き東国の剣士が小さくて可愛い女の子に連れられ篝火の脇に姿を見せた。

「すいません、あの、こちらにダイトクさんという…あ、いたいた」「サラぁ!ダイトクぅ!」

リボンの少女、ヤマカゼはダイトクたちの方に駆け寄る。族長は怒りのタイミングを失った。勝手に性別を勘違いしたのはまあ、自分だ。しかしやる方ない。

「なんだ?ダイトク殿、東国人に知り合いが?」

「マサカドです」

「なにぃ?ハン!あの若造がか?マサカドというのはな」

族長を制し、ダイトクは篝火の元に歩み出る。

「約束ですよ、ダイトクさん」

ダイトクはソラが手にしている二本のロングソードを見て、一本を受けとった。

「マルゴーらを追っていると聞いたが」

近くにはトールとリンも来ている。トールは背中に大きなつづらを背負っていた。冒険者たちで分けた聖具のうちのコッズアーマーが入っているのだろう。ダイトクはガントレットを、ラリアはハースニールを、ウルフはヘルムを、カースドールはシールドを受けとっていた。

チン

剣を合わせて礼を取る。

「おねがいします」
「…お願いします」

後は剣で語り合う。

族長は、この時見たものを一生繰り返し酒に酔う飲む度に語ることになった。
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  1. 2013/04/26(金) 00:30:20|
  2. ワードナ
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