銀河帝国

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[#ガンダムディプロマシー] 第七回「双頭の蛇」(後編)

正統ジオン軍の拠点に対する連合軍の攻撃は、ユーラシア大陸の反対側に位置するベルファスト基地に対しても企図された。

先鞭をつけたのはティターンズの混成機動部隊である。兵を用うるの害は猶予最大なり、とばかりにティターンズは後続のエゥーゴや連邦の部隊の到着を待たずにイングランドを無血で占領し、ノース海峡を渡った。

ベルファストの北部に布陣するジャマイカン・ダニンガン中佐率いる部隊。ネイ湖畔の小競り合いを経て、戦いは基地を北から見下ろすケーヴヒルを巡る攻防となるのだった。

夜。ケーヴヒル中腹に構築された陣地の中でジオン軍の陸戦艇ダブデが砲身を星空に向ける。ブリッジでガルマは吠えていた。

「何をしているか!」

ガルマが部下たちを大切にしていることはよく知られていた。厳しい訓練を課すことはあっても、その訓練の中にいることが常であったし、その中で埋もれずに貴公子たる姿を崩さないのはガルマの品格に他ならないだろう。その彼が部下を叱ることは珍しいことだった。

「も、申し訳ありません!」

「言い訳はいい。非戦闘員の戦域外への誘導急げ!貴官も早く戻って手伝え!ここは私が食い止める」

「ハッ!」

サイド3生まれの正統ジオンの総帥が、縁も所縁もないベルファスト市民のために盾になっていた。イングランド無血解放ももちろんガルマの指示である。ミハルのこともある。だが、ガルマはそういう男だった。

「ティターンズの部隊、モビルスーツを先頭にして接近中!間も無くダブデの射程圏内に入ります!」

「よし。砲撃手、私に代われ。士官学校首席の私が親の七光りでないことを見せてやる」

ガルマの周りの者たちは、総帥のこういう言動に慣れていた。止めても無駄であり、そしてそれ以上に腕は言うだけのことはあったのである。

「釣瓶撃ちだ。敵の道は一本道で外しようがない」

火を吹く黒い猛犬。そして敵味方の誰もが舌をまいたその命中精度!ジャマイカンがその思いがけない損害の大きさに気づいて作戦を変更するまでにはしばらく時間がかかり、それがまたティターンズの損害を一層深くした。直撃。さらにもう一撃。

「姉上も無事でいてくれるといいのだが」

朝日がダブデの砲手席に陣取り続けるガルマの目に差し込む。ベルファスト市民総員退避完了の報告を聞いたのは、その後すぐだった。要地ケーヴヒルを巡る血で血を洗うような攻防戦の開幕もまた、間も無くであった。
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  1. 2013/07/09(火) 07:55:32|
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