銀河帝国

mixiのコミュニティで運営中の自作無料ゲーム「ガンダムディプロマシー」とiPhoneアプリ「銀河帝国」のページです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ガンダムディプロマシー第十回 「新たなる展開」

宇宙、サイド6=アクシズ。

この戦争の当初中立を宣言していたサイド6リーア政府を、宇宙から帰還してきた小惑星アクシズとそこを制圧していたジオン共和国のダイクン派が電撃的に席巻していた。首領はかつてジオン・ダイクンのもう一人の片腕と呼ばれていたマハラジャ・カーンという人物である。彼は根城の段取りを取るとその座をジオン軍のエースパイロットである赤い彗星のシャアへと譲ったシャアはそれと同時に仮面を脱ぎ、自らの出自がジオン・ダイクンの息子キャスバル・ダイクンであると明かして政体をネオジオンと名乗り宇宙に一派を成した。ここまでの一連の流れは小惑星アクシズのリーア制圧から一週間とかかっていない。リーア政府にはモビルスーツに対抗しうる戦力はなく、駐留していた連邦軍もさしたる抵抗をせずほぼ無血で行われたため、サイド6の一般市民からすれば雲の上の出来事であった。

キャスバル・ダイクンはシャア・アズナブルの名前のまま新生ネオジオンの総帥位に就き、軍事と外交の権限を掌握すると内政のシステムや人員、法体制税制などを原則リーア政府のままとして市民の安寧を図った。戦闘そのものも、月面ニューアントワープ沖でジオンのギレン・ザビ率いる艦隊と一戦して引き分けて存在感を示したのちジオンと停戦、グラナダに進軍し勢力圏を確立してからは大規模な軍事行動は控えてサイド6の体制慰撫及び人心掌握に務めていた。シャア個人の持つカリスマ性やその方針もあり、本来は外来であるネオジオンやアクシズの人員はサイド6の人々と馴染み始めていた。

その艦隊が、再び宇宙に動き出す。

新造されたグワジン級戦艦「ニール・アームストロング」の戦闘艦橋。シャア総帥は海図のそばを往復するように歩きながら自らの構想を話していた。聞いているのは艦長のドレン以下一同である。

「…そうだ。宇宙をまず二分化するのだ。シロッコのジュピトリスと、我がネオジオンでな。無論これは無数にあるプランのひとつに過ぎないが」

ドレンの質問に対してのシャアの答えだ。

「はあ、しかしそれでは公国軍との停戦を破ることになりますな」

「いつかは戦わなければならない相手だよ、ドレン。そしてそのタイミングは今しかない。正統ジオンのア・バオア・クー攻略に向かっている公国軍の主力が引き返すまでにはどうやっても時間がかかる。ここで動かなければ、我々はもはや時と共に圧迫されていくだけだ。公国軍と正統軍が噛み合っている間に、ジュピトリスと我々がその両端からこれらを二分するのだ」

既に艦隊は出港している。戦力も整っている。ドレンは不敵な笑みを浮かべる。

「そして二分した後は…という訳ですな」

「それはまだ先の話だ。ドレン。必要なのはまず戦略だよ。ジュピトリスとて喉から手が出るほどにソロモンが欲しいだろうが…その時には我々はサイド6とサイド3、月までは勢力圏に収めていることだろう。ア・バオア・クーまでは読めないが…取らぬ狸の皮算用と笑うか?」

「いえ、我々は戦うのみです。シャア総帥」

「うん。サイド3へと凱旋しよう」

宇宙にて新たな戦いの火蓋が切って落とされようとしている。



地上、ベルファスト基地。

正統ジオンの誇っていた地球圏での優勢は、宇宙と地上の両方で崩れていた。地球連邦軍とエゥーゴとティターンズの連合軍によりペキンとこのベルファストの基地が陥落する。だがその裏では様々な思惑が錯綜していた。

山麓の廃病院に新たに設けられたティターンズの司令部で、ジャマイカンがカン高い声を上げて部下のことを怒鳴りつけている。

「バカな!協定と違う!エゥーゴではなく、ここベルファストはティターンズの拠点となるはずだったではないか!どういうことだ!」

しかし実際にはジャマイカンの抗議に関わらず、正統ジオンの後退した基地にはエゥーゴの部隊が入りそれに連邦軍が抗議をしている気配はなかった。

「まさか…出し抜かれたのか!このティターンズが!おのれっ!」

ジャマイカンはエゥーゴからの言い訳文書を地面に叩きつける。

「この分ではエゥーゴと連邦軍はデキているな!ペキンは連邦軍だものな!くぬっ!思い知らせてやるぞ!ジャミトフ閣下に電信だ!あのお人好しのガルマと同盟を組み直すべきでありますと!」

報告によれば、正統ジオンのガルマは連邦軍の要請によりオデッサの主力を地上用MSも含めて宇宙へと打ち上げてしまったという。全くのお人好しとしか思えないのだが、宇宙三勢力はとても降下作戦を行える状況とは思えない以上、連邦軍とエゥーゴが組んだのならティターンズが頼めるのはつい先ほどまで敵だった正統ジオンしかいない。そこまで考えてようやくジャマイカンは気づく。

(もしかして…いま目の前にいるエゥーゴと連邦の部隊の銃口がいつこちらを向いてもおかしくはないのか…な…)

「こ、こ、後退する!後退するぞ!」

取り乱すジャマイカン。だが、彼の思惑とは裏腹に、ベルファストを脱出していた正統ジオンのマッドアングラー隊と、ティターンズの新鋭部隊との交戦がカイザーヴィルヘルム運河のあたりで起きていたのだった。
スポンサーサイト
  1. 2013/08/13(火) 01:51:11|
  2. ガンダムディプロマシー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<ガンダムディプロマシー第11ターン陣営情報 | ホーム | ガンダムディプロマシー第10ターン宇宙戦況表(改改>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://foxfire8731.blog119.fc2.com/tb.php/1227-0474eb5f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。