銀河帝国

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ガンダムディプロマシー第十四回「基地交換」

会議室でヘンケンは咆哮した。

「なぜですか!自分は納得できません!」

バン!と立ち上がりながら両手を強く長机を押し叩く。このようやくにしても手に入れたベルファスト基地を、どういう訳かエゥーゴはネオジオンのグラナダと交換しようという話になっていたのだ。ノートパソコンを通じてのヘンケンとブレックスの通信回線。ブレックスはベルファストの攻防戦で負った大ケガから半身不随となってしまい、実質的な司令官はヘンケンが代行していた。そのヘンケンに断りなく、ブレックスはネオジオンのキャスバル・ダイクンと事を決めてしまった。病床から痛々しい姿で答えようとするブレックスの代わりに、その部屋にいた薄紫色のスーツを着た東洋系の男が半ば強引に画面に割り込んできた。

「誰かがザビ家を止めねばならん。そうだろう!?」

「そ、それはそうですが。ウォンさん」

ヘンケンは困惑を隠せない。画面から隠れてしまいながらも、ブレックスが後ろから少し弱々しく声をかけた。

「出資者には逆らえない…ということだ。だが利点もある。この交換はネオジオンとの盟を強くしてジオンの宇宙制圧を防ぐだろう。いま、ティターンズは静かで地上は安定している」

ウォンがブレックスの言葉を引きとり後を続ける。画面から一歩引いて彼は腕組みをした。

「そういうことだ、ヘンケン君。我々アナハイムも動く。合わせたまえ」

回線が途切れた。ヘンケンは渋い顔をする。その隣に座っていたテリー・サンダースJr軍曹はヘンケンの方を向き直る。

「ネオジオンのグラナダと我々のベルファストとの交換ですか。ジオンのフォンブラウンと正統ジオンのソロモンも交換されるという情報がありますが」

「あ、ああ。サイド3のジオンとサイド6のネオジオンはソロモン決戦の後も形式的には同盟関係を続けている。間の月に我々や正統ジオンを入れて緩衝地帯を作り、決裂を避けたいのだろうな。相手の目論見に乗って戦力の分散をすることはないと思うんだがな…急場に集結できないぞ」

ヘンケンは頭をかく。ヘンケンは総司令代行でありサンダースは一介の軍曹なのだが、エゥーゴというのは特殊な軍事組織であり、いわゆる軍隊というよりは同志的結社に近かった。そのラフなスタイルにサンダースも慣れてきていた。悩むヘンケンを元気づけようと不器用なサンダースが言葉を選んでいると、同じ部屋にいたエマ・ベッケナーがヘンケンを椅子の後ろから軽く抱きしめて耳元で言う。

「やるしか、ないじゃない。アナタ」

「し、失礼します!」

サンダースは慌てて退席する。
後ろからヘンケンがもっと慌ててサンダースを止めるのだが、そのあたり、MSや戦艦を操るほどに長けていない二人だった。



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  1. 2013/09/23(月) 20:28:31|
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