銀河帝国

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ガンダムディプロマシー第二十五回「星の屑作戦」(後編)

そして月面はグラナダ基地。

強襲包囲する正統ジオンの部隊を眼前にして、テリー・サンダース軍曹は吠えていた。

「和平協定を破るなんて!」

グラナダに籠るのは主として彼の所属するエゥーゴの部隊である。枢軸陣営のただ中にあり、唯一残る連合陣営の拠点としてこの日に備え着々とエゥーゴはその防備を整えてきたつもりだった。しかし、やはりその危うい均衡が破られる日が実際に来るとなると焦燥を通りこし、吼え猛ることで士気を鼓舞する自分がいる。三重の防衛ライン。彼はその尖端で正統ジオンを迎え撃つ。

「三隊に分かれている?どういう意図か?」

急戦なのか持久戦を目論んでいるのか。どちらもあり得た。このグラナダに攻め寄せてくる主力はジオン公国軍だとばかり思っていたが、彼らがいないということはルナツーに向かったとするのがまずは妥当だろう。ならばほとんど素早い味方の救援は遠く望めないことになる。正統ジオンに焦る必要はないはずだ。

テリーはその視点を彼のサイサリスと距離を置いて正対する半身を紅色に染めたガンダムタイプのMSに見据えたままに思考を巡らせる。それは、間も無く遮られた。

超爆轟。超爆轟。

後方から不意に浴びせられた核爆発という異常暴力。

死神は、戦わずして力尽きたのだった。



そして開始された正統ジオンの波状攻撃。それは攻撃側の優勢であったが、傷癒えぬシーマは納得のいかない表情でグワジンのブリッジにいた。車椅子?だらしない!

横にミイラ男が近づく。ガルマである。

「お互い、生き延びられて良かったねぇ」

「これはこれは。一介の兵士の命までお気遣い下さりありがとうございます。総帥」

味方のエルメスだけはパイロットに恵まれず真価を発揮できない。対空ミサイルの直撃を受け、間をおいて爆散する。

「いいんだよ。君にはもう少し働いてもらわないとね」

強襲用兵器であるケンプファーの働きが目覚しい。かのMSの強みはその火力というより機動力にある。瞬く間に一帯の対空陣地を無力化していた。なぜあそこに私がいない?シーマは歯噛みする。

「もうすぐ、こちらの第二波も到着する。エゥーゴ・ネオジオン・ジュピトリスに勝ち目はないな…」

怪我をし、戦場に傍観者でしかない自分に対してそんなわかりきったことをわざわざ言うために、この場の戦闘の一方の司令官はいるのだろうか?だがガルマは言葉を続ける。

「君はジオンからの出向だったよね、シーマ君。悪いことは言わないよ、兄上のところを去って僕のところにきたまえ。…今サイド3はガラ空きだ」

シーマは目を張りミイラ総帥の鋭い眼光を見やる。

「ここで私が、絶望的な戦況のエゥーゴらとグラナダ譲渡を条件に再び和解して、彼らには地上の連邦を打ってもらい我々は即時にとって返しサイド3からアバオアクーまでを制圧する。悪い話ではないと思うんだよ」

ガルマの眼差しは、今や全宇宙を睥睨するかのようであった。
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  1. 2013/12/25(水) 03:21:04|
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