銀河帝国

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ガンダムディプロマシー第二十八回「百合」

戦いの様相は変わってしまった。

北米、モンテレー基地。

エゥーゴカラーである緑の塗装を施したドムがまた一機、炎に包まれる。DMZを越え攻撃してきた連邦軍の新型機、ドム・トローペンの射撃によるものだ。連邦のカラーは青。後継機種ではあるが、ほとんど見た目には同型機に見える。その基地は、突然越境してきた連邦軍の攻撃にひとたまりもなく焼け落ちる。同時期に宇宙からも連邦は降下作戦を実施しており、沈黙を続けていた両勢力の主力が北米大陸の各所で激突することになる。

ジムを主力とする降下第一隊はテキサス東部に降り立ち、数を盾にエゥーゴのグフ隊の抵抗を排除し同地域を制圧し南下。南米からの部隊と合流を目指す。

ゲルググを主力とした降下第二隊は五大湖周辺でエゥーゴの航空隊・ハイザック部隊を射撃戦で下していた。ゴップ大将はジャブローのままに詳報を知る。既に終局図は見えていた。微調整は副官に任せてよい。

「エゥーゴが反撃するには、彼らの戦力はあまりにも少ない」

僅かに前線の指揮官を鼓舞する言葉を送る。しかしエゥーゴの反撃は果敢にも行われた。

それはメキシコ湾から始まる。マッドアングラーに騎乗し指示を下すのはヘンケン司令である。

「うまく行くと、いいんだがな」

潜望鏡を覗く。南北から合流を果たそうとする連邦軍の予想合流地点にあらかじめ仕掛けた煙幕地雷。それが鏡の向こう側でゆっくりと上がった。

「よし!作戦開始だ。全魚雷・バラクーダミサイル発射!続いてメインバラストブロー!」

マッドアングラーに搭載されたバラクーダ対地ミサイルが煙幕に戸惑うジム達を襲う。そして、同時に連邦軍のU型潜水艦に向けて放たれた酸素魚雷が直撃する。僚艦も同規模の反撃を行っていた。湾の底に息を潜め続けること丸一日。北米各地で敗退を続けていたエゥーゴの将兵の意気は上がる。

「よし!いいぞ!このまま押し返す!ガザD隊発進!」

と言ってもマッドアングラーから出撃する訳ではなく、潜望鏡も下げている。ヘンケンは時計を見据えて言った。ガザ隊の出撃する予定時刻だった。この頃ガザDは優秀な量産兵器だとして各陣営で生産されている。正統ジオンではその発展最終型の計画もあるほどだ。大気圏単独飛行可能なその機体は宇宙でも使え、機構が簡明なために量産も効き、また扱いやすいとパイロットたちからも整備士たちからも評判がいい。その新鋭ガザD隊によるエゥーゴの反撃でモンテレー基地を奪回するところまでがヘンケンの作戦である。

そのガザたちが一瞬にして落とされた事実を、海中のヘンケンが知るのはまだ少し後になる。

「嫌だなぁ、この機体」

空を飛ぶ百合の花を思わせる優美なMS。その名をキュベレイという。古代ギリシャの女神の名前を冠されたその兵器は、エゥーゴのガザ隊に何が起きたのかを感じさせないままにオールレンジ攻撃を仕掛けて貫き落とす。

残る一機のガザにビームサーベルを抜く。その見るからに慌てふためくガザはやにわに斬られつつも胴体部分はなんとかかわし、逃げ飛び行く。

「足一本かぁ」

ビームライフルで背中から落とす。

「この機体、強いな。あんまり好きじゃないけど」

連邦軍のアムロ青年は、そのまま無人の空を帰還する。

通常兵器が飛び交う戦場は、一年ほどの戦闘で全く様変わりしてしまっていた。


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  1. 2014/01/21(火) 18:35:11|
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