銀河帝国

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ガンダムディプロマシー第二十九回「林の中の死闘」

エゥーゴ内部は真っ二つに割れていた。突然の地球連邦軍の北米攻勢を受けて、北米を放棄して北太平洋に撤退する主張をする一派と、北米を堅守し敢然と戦おうとする一派である。連邦からの休戦提案を受けてその議論はさらに紛糾する。しかし、いずれの論にも展望と言えるものは無かった。多勢に無勢、そういうことだ。和平提案もまた、偽りのものだった。

次々と撃破されていくエゥーゴの最新鋭準量産機、リックディアス。アナハイム社製のこのMSは元々はガンマガンダムと呼ばれる試作機となるはずだった。しかし、その生産性や操作性の良好さから急遽エゥーゴの中で量産が決まることとなる。高性能に応じた高価な機体であったのだが、エゥーゴはここまで長く目立った軍事行動をとっておらず予算に余裕があった。それを吐き出して連邦を迎撃する。

とにかく、戦おう。

エゥーゴは急戦持久戦いずれとも決まらぬままにバラバラに連邦軍を迎撃することとなる。一決を下すべき立場にいる司令官ヘンケンもまた、会議室より戦場にいることを好む男だった。苦いお茶をすすりながら彼は指揮を続ける。

「ジオンが救援要請を蹴った?あー、わかった」

報告にもそう応えるのみで、指揮を続ける。リックディアス隊の損耗も著しいが、ヘンケンには眼前の戦いには勝算があった。

「とにかく肉薄しろ!彼らは距離を取れない。我々が勇戦すれば、ジオンたちもジュピトリスもきっと動く!」

ヘンケンの中では、答えは既に出ているのだった。


リックディアス隊を押しているのは、空中を飛び舞う一機の白いMSの存在が大きい。アムロの駆るキュベレイである。

「赤い奴ら…硬いな」

ビルや丘を遮蔽物にして戦おうとしたり、常に並行移動しながら射撃を試みたりするそのずんぐりとした赤いMSを嘲笑うかのように、キュベレイは遠隔射撃兵器であるビットを自在に操り順に仕留めていく。

「いくら硬くたって、すぐそばから撃たれれば一緒だろ?もう、諦めればいいのに!無駄に死ぬことはない!わっ!」

スッ、と気配を読みキュベレイの高度を落としてビームを避ける。

「な、なんだ?今の!?」

高度を取ることを阻止するかのような射線。アムロは林にそれをさけた。

「どこからだ?読めない…」

つむじ風が木の葉を落とす。

「そこっ!」(近いっ!)

林の陰から飛び上がる赤い機体。ビームサーベルを振り上げ雄叫びを発したのはサンダースのリックディアスだった。

「ぬおおおおおおっ!」

わずかに脇をかすめるキュベレイのビーム!

「わあっ!」

交差する熱線!

「連邦のパイロット!こうも近づかれては四方からの攻撃もできないだろう!」

「まだある!」

何が?キュベレイ本体の戦闘力!アムロはそれを口にすることなく、その余裕なくリックディアスと激しく斬り結んだ。三合、四合、五合!

「パワーでは向こうが有利か!?ならいったんここは!」

アムロは強引にビットを囮にすべく割こませる。リックディアスはバランスを崩してしまう。

「よし!いまだ!あっ、」

その隙に空中へと躍り出たキュベレイの両肩を、リックディアスの背中に装着されたビームガンが貫く。キュベレイは吹き飛ばされるように後退した。

「この戦いは僕の負けだ…あの人は…強い」

「はぁ、はぁ、はぁ…次だ!」

アムロとサンダースの、これが初邂逅だった。

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  1. 2014/01/27(月) 21:29:55|
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