銀河帝国

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【ガンダム】地を埋め尽くす澄んだ殺意

現在非営利で運営中のゲーム「ザ・サード・ルネッサンス・アンド・ウォー」の記事です。第二十ターン、九月中旬の戦闘です。

連邦の保有基地はジャブロー、ハワイ、トリントン、オデッサ、マドラス、ベルファスト、キャリフォルニア、ペキン。
ジオンの保有基地はズムシティ、ア・バオア・クー、リボー、フォンブラウン、ソロモン、ルナツー、グラナダ、キリマンジャロです。
(前回まで)
※※※※※※※※※※
北米、アリゾナステイト。ペインテッド・デザートと呼ばれる赤茶けた荒野の中を、一台の古びた薄緑色のエレカが走っていた。
辺りはもう、夕暗い。
「おかあさん、おなかすいたよぅ」
助手席に座った少年は、大事そうに抱えた茶色い紙の買い物袋の中から隣に座る母親に視線を移してそう言った。デコボコ道には慣れている。この親子の住む街、セントアンジェに物資が乏しくなって久しい。
「そうね、おうちに着いたらすぐごはんにしましょうね」
地雷源を表すドクロ看板など、もはや生きていく上で気にするものはいない。また、車体が激しく揺れた。
「わーい、ぼく手伝うよ!」
「あら、ありがとう。助かるわ」
辺りの闇が増す。立ち並ぶ街灯にともしびはない。その時、ラジオにかすれた放送が流れる。
(…予測…落…点…ルナツー…退避………高…)

しばらく、間があく。

「おかあさん」
「どうしたの?」
「ルナツーって、あれのことだよね?」
少年は座席から右ななめ上を見上げ指差す。
「そうよ。どうしたのいきなり」
しかし問われたペルシアにもその言わんとする所はわかっていた。努めて平静を装う。
「あれ…落ちてくるの?」
「落ちてなどきませんよ。さあ、もうすぐセントアンジェに着きます。荷物をしっかり持って落とさないようにね。大丈夫、レビル将軍が助けてくれます」
車が街に消えていく。少年は聞きたいことがたくさんあったが、黙っていた。父を、家族を、友達を、平和を奪ったあの日。
(僕が、大人だったらおかあさんを守ってあげられるのに)

ルナツー地表落着予定時刻まで、あと54日。

少年は、今夜は母の前で明るくふるまうことに決めていた。
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  1. 2008/01/26(土) 04:44:05|
  2. ガンダム
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

54日、は長すぎるとジオンサイドから抗議があり、34日に訂正します。
  1. 2008/01/28(月) 09:38:34 |
  2. URL |
  3. 三浦介 #-
  4. [ 編集]

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