銀河帝国

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【ガンダム】ウロボロス13(サーティーン)

月面基地グラナダ。
一度連邦により奪取されたこのジオンの中核基地は、以来防備の強化が進んでいた。ユノー戦役後のサイド6を巡る長期に渡る攻防と、月面都市フォンブラウンの再中立化、そして宇宙要塞ソロモンの落下などが理由である。
ジオン総帥、ガルマ・ザビ。ソロモンを巡る攻防の後、サイド6周辺に一旦集結したとされる連邦艦隊がこのグラナダに来襲してくると読み、イセリナをズムシティに残し自らグラナダの司令部に早々と入り、今は腕組みをしながら上部スクリーンを見上げている。ソロモンを北米に落とす指示を出したのは兄ギレンだったが、ニューアークで生まれ育ったイセリナの眼差しはガルマを苦しめて離さない。

「マハルコロニーは、宙空分解したというのだな?」
「はい、総帥閣下」

連邦の主要基地であり、多くの鉱物資源を産出するオデッサ基地を焼き払ったコロニーレーザー「ソーラレイ」システム。ガルマは、本土防衛の切り札としてこれを使った。正確には不明だが、敵艦隊のおよそ三分の一はスペースデブリとなったか、消え去っただろう。しかし、そもそも再度の使用を想定していない兵器だったためか、ソーラレイもその乗員もろとも分解して果てたという。

「やむを得ないな。それで、敵は?」
「光学索敵班から報告、巨大モビルアーマーが単機で来ます!」
「ソロモンを撃ち抜いた例の奴か?」
「間違いありません!」
「よし、こちらも同種の兵器で対抗だ。シャリア・ブル大尉!」
スクリーン一面に白いヒゲを蓄えた温厚そうな渋い男の顔が映しだされる。歳より随分と老けて見えるのはその経歴のせいか、木星の超重力のためか。時空は相対的なものに過ぎないのだ。
「ハッ!総帥閣下」
「貴公の出番だ、大尉。ウロボロスの使用を許可する。仕留めて見せてくれ」
「ハッ!ご期待に添えるよう、微力を尽くします」
大きすぎる顔が消える。そして、グラナダの宙を円形に囲む大蛇たちが鎌首を順に上げていく。かつてヨルムンガンドと呼ばれ、今はルウムに屍を晒す巨砲の末裔に力を与えるために、月面都市としてのグラナダは明かりを失った。


ハマーン・カーンは、面白くない。
一方的なのだ。父上も、目の前の戦いも、シャア・アズナブルも。
シャア・アズナブルも!
この場にいないその男が、私と一緒に来てくれるはずだったその男が、いない。そしてそれがハマーンにはまったく嫌だった。うっぷんを晴らそうにも、目の前で一方的に白い方がやられている戦いに手を出すことは父マハラジャから固く禁じられている。戦力差がありすぎるせいか、何人かのニュータイプがせいぜい頑張った他は無残なものだった。これでは潰しあいにもならない。
ハマーンの騎乗するプロトタイプキュベレイは、小石を蹴っ飛ばした。

グラナダへと侵攻した連邦艦隊が壊滅したのはそれよりほどなくのことである。ガルマは、静観していたアクシズ艦隊にさっさとおいとま願った。
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  1. 2008/08/22(金) 03:40:32|
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