銀河帝国

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【WIZ】第二話「戦いの代償」

アンドリューの唱えた「小炎」(ハリト)の魔法は虚しく空を切った。
「こいつ、いくらなんでもこんな腕で三人をヤルつもりだったんやんしょかねぇ?」
トンズラーが嘲るのも無理はない。アンドリューたち没落三人組が開いた扉のエリアは探索しても取り立ててなにもなく、東西にそれぞれ真鍮製と鉄製の扉を見つけたところで背後から盗賊風の男が襲いかかってきたのだった。だが、その男の尾行たるや粗末なもので既に三人とも気づいていたため、今や遅しとばかりに迎え討たれアンドリューが小炎の魔法を唱えたころにはあっけなくその男はこと切れていたのだった。
三人はもらうものをもらうと、すぐにその追い剥ぎへの興味を失った。
「…それより、あの西の真鍮の扉じゃ。あの向こうには忌々しき魔力を感じるわい」
アンドリューが年に合わぬ言葉を紡ぐと、エネフィムは静かに頷き、トンズラーは左眉を釣り上げた。
街に戻れば宿代が必要になるが、まだ勘定は合わない。しかし、うかつに進み命を失えば勘定どころの話ではないのだ。

そのエリアは、行き止まりに見えた。
「何かありそうね」
ミホは腕組みをしながら言った。腕の上にローブごしにすらわかる大きな胸が乗っかっている。しかし残念ながら今それを見ているのはミホたちが今しがた片付けたオークたちの死骸だけだった。魔術師にも関わらず、なんとミホは最前列に立っている。
「何かって何?」
懐にオークが持っていた回復の薬を滑り込ませたヒトミが姉の横に出て声を出す。努めて冷静な声で、やったっ!これは高く売れるぞぉっ☆という感情をばらさないように。だからこそ、普段の高いテンションと違ってしまいいつも姉たちにバレてしまっていることに本人はまったく気づいていない。
二人の後ろで、リエコが静かに魔法を唱え始めた。
「幻光」(ミルワ)

ほどなくあたりがやわらかな明かりに包まれ、南側の壁に隠されていた石の扉が輪郭を浮かび上がらせる。
「ワタシの勘は、よく当たるのよ」
「男はハズしてばかりだけどねー」
すぐに迷宮の中とは思えない高い音声が響いた。

ほぼ同時期にこの封印の迷宮へと入った三組の冒険者のうち、現時点で当たりを引いたのがラリアたちのパーティーだったろう。他の二組と違い、まず迷宮の入り口である階段の部屋をまずは探索することとした彼らは、不意に現れた四体の人間型の生き物(後でノースアが言うにはオークだったらしい)たちと戦う羽目になった。善戦して撃退すると、ラリアは彼らが落としたずだ袋から一枚の呪符を手に入れる。それだけでも儲けものだったのだが、次に探索をしたエリアでは中空から飛んできた小さな生き物たちとの戦いになった。暗い中であり、小さくすばしこい奴らが何者なのかはよくわからない。しかししつこく何度も吹き付けるような攻撃をしてくる。ラリアたちは武器を振り回す形で戦い続けた。
彼らの攻撃は、確かに痛いことは痛い。しかし、傷を負うほどではない。
ややしばらく続いた地味な攻撃が終わった時、一息ついたラリアに後ろからサーファが驚きの声をかけた。
「ラリア!足元を見て!」
ラリアがしゃがみこみ足元を見ると、なんとそこかしこに金貨がばらまかれている。
「やはり。クリーピングコインだったようですな」 ノースアの言葉に、ラリアだけでなくサーファまで笑顔になっていた。

さらにその部屋でラリアたちはあるものを目にする。それは、この迷宮の一つの鍵とも言うべきものであった。
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  1. 2009/04/12(日) 03:24:16|
  2. ワードナ
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