銀河帝国

mixiのコミュニティで運営中の自作無料ゲーム「ガンダムディプロマシー」とiPhoneアプリ「銀河帝国」のページです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

【WIZ】第九話「入り口付近にて」

その最強パーティーは、どうも迷っているらしかった。
地下一階への階段をおりてすぐの部屋。ソラ・ミツルギらのパーティーは初めての戦闘を経験し、本当に冒険者として死の危険が潜む魔宮に挑んでいるのだという実感を得たばかりだった。そこへ偶然、先日リルガミンで行き会ったことがあるアンドリューらのパーティーと遭遇したのだ。当然のことながら、見知った顔に警戒をとき友好的な態度を示したソラたちに、なんとアンドリューは一瞬攻撃魔法を唱えるかのそぶりを見せた(後で「よく見えなかったせいじゃ」ととぼけてはいたが)のだった。慌てエネフィムが止めたが、トンズラーの目と構えも獲物を見る目だった気がする。

(しっかし、こいつら…)
トール・ワタギは頭の中でつぶやく。

(強いのか弱いのかわかんねぇな…)

手練れなのだろう、とは身のこなしなどから思うのだが、装備は大したことない気がする。探索もさほど進んでいない…というより、トールは、アンドリューらが現在地を見失っているのではないかと勘繰った。つまり、この入り口すぐのただの行き止まりの部屋(だとトールには思えた)に何しに来たのか?さらにいえば、行き止まりを引き返して地上へと続く上り階段を見て、彼らが安心した気がしたのは気のせいだろうか?いや、そんなことより、あのじじ臭い金髪キザ野郎はなんであんなにリンといちゃついてるんだ!

トールの思考がずれていき、その面白い表情の変化にソラが気づいて吹き出しそうになったとき、エネフィムが目を細めてゆっくりとロングソードを抜いて北向きに構え、一同に緊張が走った。

静寂を破る、若い女性の声。
「だっかっらっ!なんであんなとこにぬるぬるじゃんぼなめくじがまたいたのよ!!あれは酸の沼にしか出ないんじゃなかったの!?」
暗赤色のローブをまとった長髪のエルフの女性。
「わたしが知ってる訳ないじゃん!もー、あっちこっちべとべと…」
半身が隠れそうな盾を持つホビットの女盗賊。
「なんか、人がいっぱいいるですぅ~」
緊張感のない笑顔を見せる人間の女僧侶。カースドール三姉妹である。さも当然とばかりに戦闘になりそうだったが、新たなパーティーが現れて一旦取り止めになる。このエリアの隅で様子をみていたラリアのパーティーである。

彼ら四つのパーティーはこの時確かにすれ違った。相手を出し抜こうと考える悪の属性のものたちが大半であり挨拶もまともにはなかったが。
スポンサーサイト
  1. 2009/06/24(水) 03:47:28|
  2. ワードナ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<「日本のシュワルツネッガーではなく、日本のレーガンと呼んで欲しい」―東国原英夫 | ホーム | 【雑感】リミテッドフリーダム(2)>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://foxfire8731.blog119.fc2.com/tb.php/718-62164986
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。