銀河帝国

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【WIZ】第十三話「ぐるぐる」

ミホはつぶやいた。
「シムラ、押すな押すな…ね」
すぐ近くでそのつぶやきを聞いたヒトミは、えっ?という顔をする。ミホが言ったのは東洋のことわざでありここにエネフィムかソラかトールがいたら意味が通じたのかもしれない。
「ここまで来て、行かない手はないってことよ」
ミホは悪い笑みを浮かべた。横目でラリアたちの方をしばらく観察する。あの鈍重そうなドワーフが自分で回復魔法をかけているが、問題はなさそうだった。

六人は扉を開ける。

そこには、やはり六人の重厚な鎧を着こんだ戦士とおぼしき人影が見えていた。ラリアたちは武器を構え戦いの体制をとったが、何を思ったのかそのソードマンたちは皆一斉に腰を屈めて座り出した。



!!!

ラリアたちが何だと思った瞬間に、部屋全体の床がものすごい勢いで回転を始めた!!けたたましい複数の機械音が鳴り響き、とても立っていることなどかなわない。
「うああああっ!」
「ひゃぁぁぁあ!」
金属鎧を着た前衛組は倒れてジタバタやり、身の軽い後衛組は外壁に擦られまいともがく。ソードマンたちはじっと中央に固まり回転が収まるのを待っていた。

ややしばらく経ち、突然にピタリと回転と音がが止む。間髪入れずにソードマンたちが立ち上がり迫ってくる。

「ちょっ、ちょっと」
ラリアがなんとか立ち上がるが、まだ感覚がおかしい。逃げる訳にもいかないが、ラリアを前方左右から挟むようにしておどりかかってきた二人のソードマンに対してラリアはまだ応じられる姿勢にない。焦るな慌てるなと呼び掛けるも身体が思うように動かない。そのソードマンたちが長剣を振り上げたその時、しかしその敵剣士二人は床に崩れ落ちた。
「ラリア!大丈夫!?」
サーファの睡眠(カティノ)の呪文である。3レベルの彼女はまだ火炎(マハリト)などを唱えることができない。本来ならば地下三階に挑むには無謀すぎるレベルだ。サーファだけでなく、ミホもカティノを唱えている。そのまま激しい乱戦になった。敵に、魔法使いがいないことが救いに思えた。

戦いになんとか打ち勝ち、リエコは膝をついた。
「バタンキューですぅぅぅ~」
お気楽な口振りだが、彼女がダメージは一番大きく痛々しい。仰向けに転がりたかったが、さすがに状況はわかっている。
ノースアがミホに射ぬくような視線を送る。
「これからどうするかのう」
東西南北に木の扉。まったく同じ形。
「よ、よっつ一緒に開けてみるとか!」
サーファが声を上げるが、ミホは首を横に振る。
「ど、どれかの扉に傷をつけて…」
「無理よ」
ミホだけでなく、カースドールの三姉妹の表情は浮かない。ヒトミが続けた。
「確率四分の一で進むしかないよ。ちゃちなこと試してもムダムダムダムダ」
さらにリエコが立ち上がりながら続けた。
「私達が住んでたお屋敷の真ん中に、回転床の罠があったんですぅ…父上の趣味だったんですぅ…」
「み、みんなのお父さんって変わった人だったんだね」
ラリアに答えたのはヒトミだ。
「そう。他にも容赦ない悪趣味がたーくさん!もちろん、私達にもね」
「この様子だと、近くにいる…父上…凍師ポレが」

そのお父さんが、一行を助けてくれそうにないのは、三姉妹の表情が物語っていた。
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  1. 2009/07/29(水) 03:02:32|
  2. ワードナ
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