銀河帝国

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【WIZ】第十五話「ぐるぐる②」

「うじゅううう~もう嫌ですぅ~」
今度こそリエコはバタンキューと仰向けに倒れこんだ。二度目の回転床の部屋だ。不幸中の幸いは、ガスドラゴンらを仕止めた後に引き返したこの部屋に別の敵がいなかったことだろうか。少し前にソードマンを倒したからかもしれない。
決意を決めた顔をしてサーファが言う。
「私はあきらめない。ね、ラリア?」
「もちろんだよ。あきらめたりなんかするもんか。上りの階段もどこかにあるはずだ」
サーファに対してだけでなく、自分自身にも言い聞かせるようにラリアは応えた。その隣にいたノースアがカースドールの三姉妹に声をかける。
「おぬしら…先に自宅の中にこの回転床の罠があったと言っておったな。その経験は活かせぬのか?」
ヒトミが口を開こうとして、パクパクやっている。ほどなく考え込み始めた。思い出せないらしい。リエコはまだくたっとしたままだ。こっちはタヌキ寝入りっぽい。二人を無視してミホが答える。
「フン…このいまいましい床が父上の作ったものと同じものなら、少しはないこともないわ。でも期待しないで頂戴。役に立つのなら最初から言ってるから」
姉の言葉を聞いていたヒトミの顔が輝いた。一瞬だけだが。
「少しでも、こうなれば聞かない訳にはいかなかろう」
ノースアは渋い顔をしてミホに先をうながした。ラリアはノースアが相手により態度を変える性格なのだとこの時感じた。
「そうね…父上の回転床には、一定の法則性があったわね。例えどちらの方角から進入したとしても、決まった向きが順番に前方に来るように止まったの。一回目が北向きに止まったなら、二回目の前方は北以外になる。三回目の前方は、一回目と二回目で止まった方角以外の残り二方向のどちらか。四回目は残りの一方。五回目で、また北向きに止まってあとは繰り返しね。もっとも、その法則性は父上はたまに変えてたけど」
そこまで生き延びられるだろうか。人数に任せて地下二階の探索を省いた代償は大きかったのかもしれない。ここで、ヒトミがようやくなにかを思い出したようだ。
「あっ!そういや父上は回ってなかったよね?」
「そうね…あれは浮遊の護符を使ってたの。父上なら持っているでしょうけど…まずタダではくれないわね。私達にも」
ミホのため息にラリアが言う。
「なら、力ずくで?」
ミホはしばらく笑ってしまった。ラリアはむっとする。
「な、なにがおかしいんだよ!」
「この状態で?万全でも無理ね。たいがいの魔法は無効果するし、父上の大凍(マダルト)は森を一つ凍らせるのよ?最低でも、クリティカルを出せる剣士が欲しいわ」

場が静かになった。
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  1. 2009/08/06(木) 02:28:09|
  2. ワードナ
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