銀河帝国

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【WIZ】第二十一話「(赤面)」

あれ?

シアはその乱雑にがらくたの散らばった空間に入るなり、アンディに聞いた。
「いま、何か悲鳴のようなものが聞こえなかった?」
アンディも軽くうなづいて返す。
「あー、俺も聞こえた」
口調は軽くだが、目は油断なくあたりを警戒している。
「なんか落ちていく感じで…オ、オイ」
アンディの指差す先にかなりの数の盗賊たちとおぼしき人影がある。戦いは避けられそうにない。
「ガハハッ!いくら来ようと同じよ!のうラリア殿!」
レオンの自信を頼もしく思うラリアやヴァイオレット。だが敵の僧兵の攻撃呪文がヴァイオレットを貫く。
戦いそのものはラリアとレオンだけでも勝てそうだったが、しかしレパードは躊躇わずに火炎(マハリト)の魔法を唱え早い決着を図る。炎の波が敵をひとなめしてほどなく敵の大部分は逃げ出してしまった。レパードの状況判断はたいてい正確である。ヴァイオレットと、前衛にいるシアには少し苦しい相手とみたのだ。

彼らもまた判断を迫られる。先に落ちてしまった六人組には、是非とも少しの間だけ正解をナイショにしていただきたい。

時間をずらしてこのエリアにはアンドリュー一行も訪れていた。

麻痺の治ったトンズラーがそのロープを調べる。

「このロープを引くか、それとも引かないで扉を開けるかのどっちかで罠が発動する仕組みでヤンスねぇ」

しばしの沈黙。

顔を見なくてもわかる。アンドリューは、トンズラーだけが試験体(犠牲者)になれないか考えているのだ。

目が合った。

二人とも笑みを浮かべてまた目を逸らした。


ソラたちは鉄張りの部屋を訪れている。
ガルは物珍しそうに中央の鉄の碑やあたりの作りをみていた。相変わらずここにだけは怪物どもの気配はない。
しかしツバキはソラの持つ深紅の宝玉の方を見ている。
「これが…そうなのか?ソラ」
「うん。地の底から響いてくるような…そんな声だったよ。“祝福されし者よ”ってね」
ツバキは胸の高鳴りを感じた。どういうことだろう?迷宮に?宝玉に?それとも…ソラに?わからなかった。はじめてだった。
顔が赤くなっているとしたら見られたくない。ツバキは辺りを警戒する風に後ろを向いた。その瞬間に部屋全体が動き、ツバキは思わず少しよろめいてしまう。
ソラが後ろから抱き止める形になった。

「さ、触るなっ!」

「え?」

「あ、いや…へ、部屋が止まったな!行くぞソラ!」
若いとはいいことだ。ガルは一人でうなづいていた。
ツバキはなぜ自分がソラを追いかけてこのリルガミンまで来たのか、ようやく理解した気がしていた。
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  1. 2009/09/15(火) 17:57:14|
  2. ワードナ
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