銀河帝国

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【WIZ】第二十二話「呪い」

再び地下三階の回転床が回り始めた。
どうやらまだまだ回りそうだ。


その上、地下二階を探索中のソラたちのパーティー。ついさっき通りがかったラリアたちのパーティーから盗賊団のボス、ルサルカについての情報を得て検討していた。強靭そうな体躯を持つドワーフの命を奪ったウサギたちのことも。動物好きのリンなどはそれを聞いてショックを受けていた。

問題なのは、ラリアたちが討ち取ったルサルカに再生能力があるらしいことだった。未だ動けないようではあったが、明らかに致命傷を負っていたにも関わらず低い笑い声を発していたという。レオンのこともありラリアたちはその場を離れるしかなかったが…

「呪いっていうのが気になるね」
「そうね…解く方法があるかも。解いた方がいいのか悪いのかは別にしてもね」
「だけど呪い師なんて知らないぜ?」

キャンプの狭苦しいテントの中で顔を付き合わせる。この中でドキドキしているのはトールだけだ。なんか悔しいからおくびにも出さない。いつもは街ゆく女たちをドキドキさせてるトール様なのだ。エルフだって片手じゃきかない。

「ねぇ、あのおばあちゃんは?」
リンが顔をつきだす。狭いんだってば。ランタンがわずかに揺れた。
「そう…だね」
ソラは真面目な顔でうなづくが、トールにはピンとこない。
「絶対なんか知ってるって!行こう行こう!」
リンは男二人の手を引くようにして階段を登っていく。
トールにはその手がとても温かいものに感じられた。

バブリースライム。

迷宮内でも最弱とされる地を這う液体状のモンスターである。かなり気持ち悪いが、慣れてしまえば武器でガツンと叩けばすぐに溶け消えてしまう。

「げっ」

「えっ、何?」
「う゛あ」

二人の手を引いていたリンが顔を軽くひきつらせながら後衛に下がった。トールは思わずうめく。ソラには瞬時に状況が掴めなかったようだ。だがそこはもはやいっぱしの剣士である。リンが下がる前には隙のない構えをとっている。

数えきれないほどのバブリースライム。

うねうねうねうね。
うねうねうねうね。

これが、走りだす(?)と意外に早いからさらに気持ち悪い。

「この数、全部俺たち二人でやんのかよ!」
トールが言うのとほぼ同時に、ソラはリンへと声をかける。「リン、左の方を!」「わかったわ!」
火炎(マハリト)の魔法である。うねうねの一群がさっぱりと燃やされる。だがそれでもなお、ソラとトールの二人がそのバブリーズの残りを掃除するまでややしばらくかかってしまった。


薄汚れたテントの中に、いつもその呪い師…ではない占い師のばあさんはいた。
ソラたちとはもはや顔馴染みである。彼女は善の属性パーティーを好むらしいことは、一度アンドリューらと共に来たときにわかったことだ。露骨にアンドリューに嫌な顔を向けて占いの代金も倍額を要求してきたのだ。

それで、ソラたちが「なにかを探す占い」ではなくてルサルカの呪いについて聞いても嫌な顔はしなかった。

「この迷宮の強い封印の魔力を使って、ルサルカら何人かはツヴェドリに命を封じ込められちまってるのさ…死なないし死ねないんだよ…あの部屋から出ない限りはね」

呪われた生命。
ガーディアンたちの宿命であった。
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  1. 2009/09/30(水) 12:23:43|
  2. ワードナ
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