銀河帝国

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【WIZ】第二十五話「魔神」

地下二階。ラリアたちは今度はラリア・シア・アンディの三人でルサルカの部屋を探索しに来ていた。

「よう、またあんたらか」
暗がりから声がかかる。臆することなくラリアはバトルアックスを構えてルサルカへと対面した。
「お前は…」
今度はルサルカの周りには四人ほど手下の盗賊が立っている。皆一様にニタニタした表情を浮かべていた。
「死んだはず、ってか?へ、よく言われるよ」
ルサルカはふところから筒状の物を取り出しては、中に入っている液体を曲刀に塗るようにかけている。おそらく毒かなにかだろう。「俺様はな、ツベドリの呪いを受けて…しんでもしなねーんだよ。細かいことはわからねーが、負けねぇケンカができる。アホな獲物は向こうからやってくる。たまんねーな?酒もうまいもんも手下が買ってくる。女も…へへっ」
シアを見て薄気味悪い笑みを浮かべるルサルカたちに構わず、ラリアたち三人はアイコンタクトを交わす。だいたいこんな事態は考えてあり、ルサルカや手下の力はさほどではなくとにかくあのウサギさえ始末できれば三人でも勝てない敵ではない。アンディとシアはルサルカを無視して闇の中でゴミくずに身を隠すボーパルバニーたちの場所を追っていた。レオンの二の舞は避けなければ。

「ガタガタ言ってないで、さっさとかかってきなさいよ!」
シアの声とほぼ同時にボーパルバニーが一気に三匹飛び掛かってくる!ラリアだけはそれを身をかがめながらすれ違いざまに斬り捨て、他の二人もなんとか避けた。一気に戦闘が始まる。アンディとシアはボーパルバニーに止めを刺しにかかり、ラリアは一人でルサルカたち盗賊を抑えにかかる。

「俺様には切り札があるんだぜ?この前の借りは返してやるよ!」
「切り札だって?毒に手下にうさぎ、どれも大したことないな!」
ボーパルバニーの一匹を仕止めたアンディがルサルカを振り返って叫んだ。

「違うな…」

ルサルカは何かを投げ捨てる。

!?

淡黒い光の中から現れたのは、暗紅色の体に四本の腕を持つ異様な怪物だった。
「レッサーデーモン。名前くらいは知ってんだろ?お前らが逆立ちしても勝てねー相手さ」

間もなく、その魔神が放った最初の迅雷(モリト)の魔法がラリアたち三人を襲う。

「ぐああっ!」

状況は最悪と言えた。



その頃、地下三階。

ヒトミ・リエコ・ミホ・ダイトク・サラーフ・ヤマカゼの六人は急いでポレの部屋(なお彼は今エルとコーヒーを飲みながら怪人対談をしている)から逃れて回転床の部屋まで来ていた。

「「マハリト!」」

ミホとヤマカゼのが同時に放った火炎の魔法により、敵のソードマンとニンジャの集団はあっけなく倒れる。しかしここからが問題だった。

「向かって右!」

ミホは自信まんまんだ。

「しかしそのやり方は前回も失敗しませんでしたか?」

サラーフの言う通り、六人のたどり着いた部屋は昇降の部屋に通じる鉄の扉のある部屋ではなく上り階段のある部屋だった。この階段を上るかどうか。また、横に見える真鍮の扉を開けてみるかどうか。または再び階段床に挑むのか。

生還に繋がる選択肢はどれなのか。一つなのか複数なのか…すでにないのだろうか。



その六人組の近く。やはりアンドリューたちが立ち往生していた。

「誰かこの部屋動かしてくれないでヤンスかねー」

鉄張りの昇降の部屋だ。

アンドリューたちは、ブラッドストーンを持ち合わせていなかったのだ。



地下二階、ルサルカの部屋に話を戻そう。戦いはほぼ決着がつきそうだった。

やばかった。

最後に赤い魔神が唱えたのが暗闇(ディルト)でなく迅雷(モリト)や火炎(マハリト)だったら冒険者たちはすでに全滅していただろう。だが重ねてかけられた暗闇の魔法は、シアがあらかじめかけておいた大楯(マポーフィック)の魔法を打ち消しさらにラリアたちを蝕んでいた。ルサルカら盗賊もラリアたちもギリギリの状態だったが、シアの回復(ディオス)の魔法でなんとか勝てそうだった。

「ふへ…やるじゃねぇかよ…ほら、遠慮しねぇでトドメをさしなよ」

ルサルカは何を思ったのか曲刀を床にほうり投げる。

「答えろルサルカ!この迷宮に封印されているものは何だ!ツヴェドリの狙いは!」
ラリアが詰め寄る。

「傷が回復しちまうぜ…おやさしいこったな」

ルサルカは瞬時にさらにもう一枚の陰符を取り出して魔物を召喚する。

「くっ!ルサルカ!」

ラリアはあわててルサルカにトドメを刺し、アンディは符を拾いに跳ぶが間に合わない。

闇から姿を現したのは、エナジードレインをも使う漆黒の人影、シェイドというアンデッドモンスターだった。

その虚ろな影は物言わず静かに、足元に血や残飯にまみれ床に伏していたアンディを見下ろしていた。
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  1. 2009/10/13(火) 20:23:41|
  2. ワードナ
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