銀河帝国

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【WIZ】第三十一話「エル商店」

【エル商店】の女の子たちはかわいい。

その噂でリルガミンはもちきりだった。なんとボルタック商店の目の前に新しくオープンした冒険者向けの店である。

早速下見に向かったのは、このところ出番がなくヒマだったメガネドワーフ僧侶のガルと東国の女剣士ツバキの二人である。

「ほほー、すごい人だかりだな」

ガルがずれてもいないメガネを直しながらいう。彼の癖だった。店頭で安売りされているのはリルガミン王国の宿敵で、先日出兵しリルガミン軍を打ち破ったのに謎の撤退をした(何しにきた?)フェールエン軍兵の武具甲冑の類いだった。
破格の値段がついており、飛ぶように売れている。これではボルタックはたまったものではないだろう。

「阿漕なことを」

ツバキが気に入らなそうに言うが、ガルがたしなめる。

「そうだろうか?これだけの良品、量、価格。大したものだと思うが」

「ガル殿が大したものだ、と言っているのは…あの店員の娘ではないのか?」

ツバキが指差す先には忙しさを見事に捌く巫女姿の美人店員がいた。

「う、あ、いや…に、二階に行こうツバキ。ここの武具や日用品は軍の兵士や傭兵向けのようだ。ははは…し、しかしあんな際どい巫女姿などしてカント寺院は何も言わぬのかなぁ、はは…」

一階の店員の名はララちゃんというそうだ。


二階。

「ほう!レパードはあんな感じの女が好みか!いや趣味がいい!」
レオンの大声が店内に響く。ぎょっとしたレパードはあわてて思わず近くの柱に隠れてしまった。ヴァイオレットが苦笑している。「違う!」なんて言えば失礼じゃないか!どうしてくれるんだ!
ほどなく、当のドワーフ女性店員がレパードに近寄り声をかけてきた。

「あ~ら、お目が高いコト☆でもゴメンあそばせぇ?ワタシは売り物じゃなくってよ?ウフ」

妖艶なのか気持ち悪いのか、紙一重だった。通好みかも知れない。彼…いや、迷宮の沼にカースドール三姉妹に落とされ性転換して彼女になったこのドワーフ店員は、ソーコちゃんという。格好はくのいち。網タイツである。いたたまれずにレパードは逃げ出してしまう。

「ご来店ありがとうございました~またのお越しを~☆」
ソーコの肩にレオンが手をかける。
「しかし、見れば見るほどべっぴんだのう!どうだ、こんどワシと潜らんか?」
レオンの直球迷宮デートのお誘い?に、ヴァイオレットの顔から笑いが消えていた。

三階。最上階である。

二階が冒険者向けの一般的アイテムを扱っているのに対して、ここではレア物を揃えている。とはいえまだ点数はさほどでもない。

ここに来ていたのは、シアとアンディだった。
並べられていた陰符を見ていたシアがいきなりアンディの方を向いて言う。
「なぁ、そういや知ってるかアンディ。今度宰相の奴のお触れで、アイテム博物館やモンスター博物館の情報収集に功績があった奴は陰符がもらえるっての」
「へー。じゃここに並んでやつの情報を送るのはありかな?」
二人が同時に横目でチラリと女性店員(チャイナドレスとはどういうことだというかスリット高過ぎないかおい)を見る。あれが噂に聞くゼノン店長だろう。

にっこりと微笑んでくれた。

二人はぎこちなく微笑み返した。

あのリボンはどこかで見たような気がすると思いながら。



最後に少しだけ、いや一言だけ迷宮の中、サラーフの言葉を伝えよう。

「猛獣の陰符…勿体なかったですかね」

一蹴だった。

ルサルカ団は当分立ち直れないだろう。団長は、自分からはもう誰彼構わず来訪者に襲いかかるのを止めようと決意したらしい。
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  1. 2009/11/28(土) 03:29:10|
  2. ワードナ
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