銀河帝国

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【WIZ】第三十七話「ニンジン」

ニンジンが浮いている。

地下三階の魔方陣のエリア。この魔方陣から出てくるモンスターらとの二回目の戦闘を終えたラリアやアンドリューたちは、手にした「ニンジン」について話し合っていた。なぜ二回戦ったのかといえば、ノースアが「これまで地下一階地下二階と魔方陣のあるエリアに下り階段があった」と言い、隠し階段を探していたからだ。だが幻光(ミルワ)を唱えてもトンズラーが這いつくばってみても、このニンジン以外めぼしいものは見つからず二回目の戦闘となったのだ。

しつこいようだが、ニンジンである。何故か全員の荷物係になっているアンドリューの見立てでは「ホパロングキャロット」なる魔力を持ったニンジンではないかということだ。対となり造られた魔法障壁を、このニンジンを食べた者だけが飛び抜けることができるという。

この前後、度重なる敵集団の襲撃をアンドリューの炎嵐(ラハリト)サーファの火炎(マハリト)が難なく退ける。浮遊の護符を手にし回転床に悩まされることもなくなったこのパーティーが地下四階へと歩みを進めたのは自然なことだった。


地上、リルガミン。

ラリアらの六人組とは好対象に、ダイトクらは宿屋の一室にて鋭気を養い装備品を新たにしていた。

プリーストパンチャー。

いったいどんな怨みがこもっているのか、対僧侶に効果を発揮するという曲刀。

*シールド+2*

黒エルから破格で購入した楯。

ダイトクが装備してみた所、プリーストパンチャーに関しては中々の切れ味であろうとは経験から感じられた。状況によりバトルアックスと使い分けても悪くないだろう。
シールドの方は明らかに粗悪品とわかる。軽すぎるし、材質が良い訳でもなさそうだ。さらには

「…外れぬな」

呪われてすらいるらしい。だがサラーフは微笑しているかのようないつもの表情を変えずに言う。

「念のため地上に帰還しておいてよかったですね」

ヤマカゼが椅子に飛び乗りながら言った。

「だからカント寺院にプリーストパンチャー持ってくの?」

無邪気なヤマカゼは実は悪属性だったりする。実は装備品の呪いを解くのはボルタックに行くのだけれど。

カースドールの三姉妹は変わり果てたソーコを見にエル商店へと向かっていた。ボルタックで扱っている基本的な品揃えはみな同額で整えてあるようだ。

「なんか忙しそーだねー」

テキパキと仕事をこなしているらしいソーコを見てヒトミが言う。どうやら人手が足りないらしい。さすがにからかうのは止めておこうということになる。振り向いたヒトミに、深くフード付きのローブを着こんだ男がぶつかってきた。

「いったぁ!ちょっと何よー!」

「すみません」

その長身の男は足早に立ち去る。手にはエル商店の売れ残りらしきフェールエンの紋章がついた小手を片方だけ持っていた。ヒトミがさらに突っかかろうとするのをミホが止める。

「ミホ姉!」

ミホは何も言わずにその男の行く先を目で追う。ヒトミも見ると、なにやら黒いローブをまとった人物と合流してリルガミンの博物館に姿を消す。
リエコが何かに気づいたように手を叩いた。

「あのピンクの髪のひと、ララさんみたいですぅ~」
ミホも続ける。

「フェールエンで政変が起こったらしいわ。ラグエーン王が急逝して、王太子ガイシルトが国を追われたってね。ヒトミ、博物館は好き?あなたひとり訓練場に行くのは後回しね」

その博物館は寂れていて、閉鎖の噂が立っていた。
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  1. 2010/01/13(水) 19:02:29|
  2. ワードナ
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