銀河帝国

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【WIZ】第四十話「狂王と聖帝」

地下四階、狂魔王ツヴェドリの居室。生ける者、生きていてはいけない動く者。異臭腐臭、くぐもった化獣の低い呻き声。

「アキャア!」

廃王は宝剣を震い落とし、見るもおぞましい羽のついた太った化け者を無造作に斬りつけていた。血が飛び散る。肉片が。じきにカン高い悲鳴が止んだ。

「もうすぐ冒険者たちが来る…嬉しいか?義娘よ」

身体中に化物の残骸を付着させたまま、廃王はデメテルのそばに音もなくすりよる。リルガミンの女王デメテルはうなだれたまま、義父の眼を見つめて懇願した。

「もう、止めてください…他に、もっと他に…」

「他に方法が?か?ヌハハ!」

ツヴェドリは哄笑しながらデメテルのあごに手をやり持ち上げた。顔を近づけて囁く。

「だとしてももう、遅い。間もなくあの方は蘇る。リルガミンは、地上は真の絶望を知るだろう。残されたわずかな時間で余はあの方を迎える準備をせねばならぬ」

ツヴェドリはそのままの姿勢で背後に宝剣を投げて羽獣の首を落としトドメを刺した。その獣は脅威的な速度でまさに再生しようとしていたところだった。

「楽しみだよ」

噴き出す獣の血を自身血まみれの雨に打たれながらワイングラスで受け、狂魔王はそれをうっとりとした目を見つめる。

「冒険者たちよ…フフフ、ハハハハハ!!」



地上、リルガミン。

急報がもたらされていた。南方の大国サルファーンで新しく即位した聖帝が聖戦を発動し、陸路海路合わせ二百万を号する大軍を帝都アルアリフから侵攻させ、既にエセルナート諸国の東の境であり防波堤を務めていたローフィリアとブレニムが陥落したというのである。

間をおかず、もう一つの急報がリルガミンに入る。それは、やはりサルファーンの急襲により、フェールエンが一夜にして壊滅したという報だった。

冒険者たちは、生死を問わずリルガミンでこの急報に接することになった。
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  1. 2010/02/02(火) 21:00:23|
  2. ワードナ
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